ズミ(酸実)
ズミ(酸実) Malus toringo (Siebold) Siebold ex de Vriese
真正双子葉植物Eudicots＞中核真正双子葉植物Core Eudicots＞バラ類Rosids＞マメ群Fabids
バラ目Rosales
バラ科Rosaceae リンゴ属 Malus
別名：コナシ（小梨） コリンゴ（小林檎）とも
利用部位 ：�ー�皮 �¬據´２娘�
利用法 ：�＼�色 �▲螢鵐瓦梁飜據´２娘�酒
名前の由来：樹皮を染色に用いたため「染み、そみ」という呼び名が変化したものという説。
ズミにはいろいろ名があり、コリンゴともコナシとも、またミツバカイドウとも呼ばれている。リンゴの一種で冷涼な気候を好み高原に生えている。
長野県ではコナシの名で呼ぶ。上高地の小梨平の地名はこのズミが群生するので名づけられた。
本Photoも上高地、小梨平のズミの花。木の枝一面に白い花を咲かせる。蕾のときは淡いピンク色をしている。 花弁は５枚、雄しべ２０本、花柱３〜４個基部で合着する。
リンゴの花にも似ている。
実際リンゴの接木の台木に利用される。ズミのよく育つ地域はリンゴ栽培に適しているといわれる。花の後、直径5〜７ｍｍの実をつける。秋赤く熟した実は果樹酒にすると美味しい。
樹皮を水に漬けて置くと水が黄色くなるので、染料に利用する。ズミという名前の由来にもなっている。
ー上高地 小梨平ー
小梨平は上高地のシンボル“河童橋”のすぐ近く。上高地ビジターセンターから明神池、徳沢方面に歩いて5分ほどの場所。
ズミの木が多く自生し地名の由来にもなっている。一帯はカラマツ林が広がりキャンプを楽しむことができる。
参考文献
・朝日百科 世界の植物 （朝日新聞社）
・カラー 樹の花�供〜凖銚隋＿鮴癲併海鳩銘�社）
・花と樹の事典 木村陽一郎 監修 （柏書房）
・山渓カラー名鑑 日本の樹木 （山と渓谷社）
・植物分類表 大場秀章 編著 （アボック社）
下Photo：上高地 小梨平
ズミの果実 直径６〜１０ｍｍ 球形 赤く熟す。ジャム、果樹酒にする。
所属「科」などは近年の遺伝子ＤＮＡ配列に基づく、新分類体系ＡＰＧ�景�式に従った分類、配列順にしています。各、同じ科内での並び順は、学名の属名アルファベット順になっています（Ｔ．Ｋ）