スイバ（蓚・酸葉）
スイバ（蓚・酸葉）Rumex acetosa Linne
真正双子葉植物Eudicots＞中核真正双子葉植物Core Eudicots
ナデシコ目Caryophyllales
タデ科 Polygonaceae ギシギシ属 Rumex
生薬名 ：サンモ（酸模）
利用部位 ：�〆�茎 �⊆稷�
利用 ：�〔唄嵬堯´⊃�用
名前の由来：春先の茎葉を噛むとすっぱい酸味があることからすっぱい葉 酸い葉（スイバ）に
日本各地の野原や道端、畑のあぜ道など、いたるところで目にする雌雄異株の多年草。春に太い茎が立ち上る。茎の中心から伸びる数本の花茎は５０〜７０ｃｍほど。本Photoは飯田市 阿智村で撮ったもの。川の土手には、春先いろいろの野草が芽吹く。ツクシの後のスギナ、紫色の花は帰化植物のヒメオドリコソウなどで、いろいろが混生している。
春先この茎をしゃぶると、すっぱい味がするが食べられる。イタドリ同様スカンポの名で呼ぶ地方もある。
この酸味はシュウ酸やシュウ酸カルシウムによるものであまり多く食べるのはよくない。
上の葉は茎を抱えこんでいるが、下の葉には葉柄がありその基部は矢じり型に尖っている。花の色もやや赤っぽいのがギジギシとの違い。
民間薬では新鮮な根をすりつぶし、抗菌作用があることから疥癬などの皮膚病に外用する。
成分は、クリソファン酸類似の物質を含んでいる。クリソファン酸はダイオウ（大黄）の主成分。弱い下剤作用がある。
参考文献
・朝日百科 世界の植物 （朝日新聞社）
・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 （広川書店）
・山渓名前図鑑 野草の名前 春 高橋勝雄著 （山と渓谷社）
・山野草ハンドブック 伊沢一男（主婦の友社）
・花と樹の事典 木村陽一郎 監修 （柏書房）
・植物分類表 大場秀章 編著 （アボック社）
所属「科」などは近年の遺伝子ＤＮＡ配列に基づく、新分類体系ＡＰＧ�景�式に従った分類、配列順にしています。各、同じ科内での並び順は、学名の属名アルファベット順になっています（Ｔ．Ｋ）