ボタンズル（牡丹蔓）
ボタンズル（牡丹蔓）Clematis apiifolia DC
真正双子葉植物 Eudicots＞基部真正双子葉植物 Basal Eudicots
キンポウゲ目 Ranunculales
キンポウゲ科 Ranunculaceae センニンソウ属 Clematis
名前の由来：葉がボタンの葉に似ることと、つる性であることからの名。
本州、四国、九州に分布。日当たりの良い山野に生える、つる性植物。
他の木などに絡まりながら成長する。
葉は切れ込みのある３小葉が1セット。中には切れ込みの無い３小葉のセットのものもある。
白色の４枚の花弁に見える花は、ガクで花弁は無く、中心に多数の雄しべと雌しべが集まる。
日本薬局方生薬イレイセンはボタンズルに極めて似るサキシマボタンズルを起源植物としている。但し、ボタンズルは薬用にはしないが、サキシマボタンズルとの類似により取り上げた。
参考文献
・朝日百科 世界の植物 （朝日新聞社）
・山渓名前図鑑 野草の名前 夏 高橋勝雄著 （山と渓谷社）
・花と樹の事典 木村二郎（柏書房）・食材事典 廣田孝子監修 （学研）
・植物分類表 大場秀章 編著 （アボック社）
所属「科」などは近年の遺伝子ＤＮＡ配列に基づく、新分類体系ＡＰＧ�景�式に従った分類、配列順にしています。各、同じ科内での並び順は、学名の属名アルファベット順になっています（Ｔ．Ｋ）