ゲンゲ(紫雲英）
ゲンゲ(紫雲英） Astragalus sinicus Linne
真正双子葉植物Eudicots＞中核真正双子葉植物Core Eudicots＞バラ類Rosids＞マメ群Fabids
マメ目 Fabales
マメ科 Fabaceae（Leguminosae）ゲンゲ属 Astragalus
別名：レンゲソウ（蓮華草）レンゲ（蓮華）
利用部分 ：�〜漢�(開花期） ��花 若葉
利用 ：�［佝醉僉´⊃�用
名前の由来：８〜１０個の蝶形の小花を傘状につける。この小花の集まった様子を仏像を安置する
蓮華座に見立ててレンゲ。レンゲからゲンゲに。
レンゲ、レンゲソウの名で親しまれているゲンゲ。
春、田んぼにゲンゲの花が一面に咲く長閑な田園風景は近年めっきりみられなくなった。
ひところは水田の肥料、緑肥用として盛んに植えられ田園の春を代表する風景だった。クローバや、ゲンゲなどのマメ科植物の根には根粒菌が寄生し空気中のチッソを固定し、植物が使える形にかえてくれる。窒素を多く蓄えたゲンゲをそのまま緑肥として土に混ぜ込めば土壌の肥料になる。
肥料としも有用であるばかりでなく、花の蜜はミツバチが好み盛んに蜜を吸いに集まってくる。養蜂家にとっても重要な蜜源植物になっている。
春の小川の童謡にも登場する馴染みのあるゲンゲだが元々日本にあった植物ではなく、原産地は中国大陸。日本へは１７世紀ごろも、またはそれ以前に伝来したといわれる帰化植物。
若葉や花は食用にもなる。天ぷら、油いため、又ゆでて水に晒しあえものに。殆どくせがない。
参考文献
・朝日百科 世界の植物 （朝日新聞社）
・野草の名前 夏 高橋勝雄 （山と渓谷社）
・美味しい山菜 おくやまひさし著 （文一総合出版）
所属「科」などは近年の遺伝子ＤＮＡ配列に基づく、新分類体系ＡＰＧ�景�式に従った分類、配列順にしています。各、同じ科内での並び順は、学名の属名アルファベット順になっています（Ｔ．Ｋ）