カワラサイコ（河原柴胡、川原柴胡）
カワラサイコ（河原柴胡、川原柴胡）Potentilla chinensis Sering
真正双子葉植物Eudicots＞中核真正双子葉植物Core Eudicots＞バラ類Rosids＞マメ群Fabids
バラ目Rosales
バラ科 Rosaceae キジムシロ属Potentil
中国名：ウエイリンツアイ（委陵菜）
生薬名 ：�々肇汽ぅ魁聞伴童奸法´▲曠鵐僖�ソウ（翻白草）
利用部分 ：�〆� �∩漢�
利用 ：民間薬
名前の由来：日当たりのよい河原の砂地に自生し、太い根がシソ科のサイコに似ていることから
サイコ（柴胡）の名がつくので、サイコの仲間と思うが、セリ科のサイコとは全く異なりバラ科に属する多年草。花が咲くとその様子が良く分る。本州から九州の日当たりのよい、河原や海岸の砂地に生える。朝鮮半島や中国にかけて分布する。名前の由来にもなっている太い根茎がある。草丈は３０〜６０ｃｍ、葉は２回羽状複葉で小葉はさらに羽状に細かく裂け、綿毛が密集し特に裏面に白い軟毛が密生する。夏、茎の先に黄色いの５弁花を咲かせる。
キジムシロ属の学名Potentillaは、強力な、勢力のある活動力「Potenｓ」を意味するラテン語が由来で一般にこれらの植物に強力な薬効があると思われていたための名。
カワラサイコは根や全草を古来漢方では、解熱、解毒、通経剤として民間薬的に用いた。
参考文献
・朝日百科 世界の植物 （朝日新聞社）
・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 （広川書店）
・原色和漢薬図鑑 下 難波恒雄著(保育社)
・花と樹の事典 木村陽二郎監修 （柏書房）
・植物分類表 大場秀章 編著 （アボック社）
所属「科」などは近年の遺伝子ＤＮＡ配列に基づく、新分類体系ＡＰＧ�景�式に従った分類、配列順にしています。各、同じ科内での並び順は、学名の属名アルファベット順になっています（Ｔ．Ｋ）