ルリタマアザミ(瑠璃玉薊)
ルリタマアザミ(瑠璃玉薊) Echinops ritro Linne
双子葉植物Eudicots＞中核真正双子葉植物Core Eudicots＞キク類Asterids
＞キキョウ群Campanulids
キク目Asterales
キク科 Asteraceae ヒゴタイ属Echinops
利用部分 ：�〆� ��花
利用 ：�〔�用 ��観賞用
名前の由来：葉がアザミに似て、青紫の花が球状に咲くことからの名。
東ヨーロッパ、西アジアは原産。園芸品として花壇に植栽される。
太目の茎は直立し上部で少し枝分かれする。それぞれの頂部に花を付ける。花は青紫色の小さな筒状花が集まり、球形になる。球状の上部の筒状花から咲き始める。葉は１５〜２０ｃｍ、浅く切れ込み、全体に細かい鋸歯（ギザギザ状）があり、その先端には”とげ”がある。同じキク科のアザミ類に似ている。
日本には近縁のヒゴタイEchinops setifer Iljinが、九州に、本州では広島県、岐阜県、愛知県など飛び飛びに分布している。朝鮮半島以南にも分布するヒゴタイは、昔、大陸と日本列島がつながっていた当時に分布した残存植物と考えられる。
ルリタマアザミの根には、解毒、排膿、消腫、通経作用があり、耳下腺炎などの腫れ物に用いる。
ヒゴタイも古来から婦人の通経、補血に薬効があるとして用いられた。
参考文献
・朝日百科 世界の植物 （朝日新聞社）
・野草の名前 秋冬 高橋勝雄 解説（山と渓谷社）
・日本の野生植物 草本�掘 癖針渕辧�
・植物分類表 大場秀章 編著 （アボック社）
所属「科」などは近年の遺伝子ＤＮＡ配列に基づく、新分類体系ＡＰＧ�景�式に従った分類、配列順にしています。各、同じ科内での並び順は、学名の属名アルファベット順になっています（Ｔ．Ｋ）