ヘチマ/トガトヘチマ(十角糸瓜) 

ヘチマ/トガトヘチマ(十角糸瓜) Luffa acutangula Roxb
  真正双子葉類 Eudicots >中核真正双子葉類 Core Eudicots >バラ類 Rosids>マメ群 MFabids
  ウリ 目Cucurbitales
       ウリ科 Cucurbitace  ヘチマ属 Luffa  

生薬名  :ヘチマ(糸瓜)
利用部分 :①分泌される水分(ヘチマ水) ②若い果実
利用   :①民間薬 ②食用
名前の由来:果実の表面に10本のりょう(稜)角があるヘチマの意味。

ヘチマ属は熱帯地方、インドが原産の1年草のツル植物。8種ほど知られているが、栽培され、加工したり、食用、薬用に利用されるのは本種、トガトヘチマとヘチマの2種のみ。

果実はこん棒状の果実の表面に10本の稜が縦に入る。
日本でも栽培されるが、主にインドやセイロン島で栽培されカレー料理に入れる。中国では若い果実を煮物にする。日本では、一般的ではないが九州南部で栽培されている。利用はヘチマに準じて同じように用いられる。去痰作用がある。


参考文献  
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・食材図典  (小学館)

所属「科」などは近年の遺伝子DNA配列に基づく、新分類体系APGⅢ方式に従った分類、配列順にしています。各、同じ科内での並び順は、学名の属名アルファベット順になっています(T.K)