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マリーゴールド(marigold)/フレンチマリーゴールド

商品写真
上・下:長居植物園 フレンチマリーゴールドの花 
―品種― マリーゴールドデュランゴ

マリーゴールド(marigold)/フレンチマリーゴールド Tagetes patula Linne 
真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots>キク類Asterids
 >キキョウ群Campanulids
   キク目Asterales
     キク科Asteraceae  コウオウソウ属 Tagetes

利用部分 :花、全草、根
利用   :染料、観賞用 コンパニオンプランツとしての役割
名前の由来:聖母マリアの黄金の花に因む。

メキシコ、グアテマラ原産の独特の香りがするキク科の一年草。葉に油腺があり臭気を漂わせる。植物全体から漂うやや癖のある香りは好みがあるが、害虫を寄せ付けない力があると言われている。
現代の品種は主にアメリカで改良されもので、花やかな色彩と花期の長さが、花壇を飾る花として重宝されている。
多くの品種があるがアフリカンマリーゴールド Tagetes erecta Lとフレンチマリーゴールド Tagetes patula Lの2種が良く知られている。
アフリカンマリゴールドは草丈も花の直径も大きいが花は黄一色。フレンチマリーゴールドは草丈も花も小さいが黄、オレンジ、赤橙、複色等、多彩な種類がある。メキシコからスペインへ、後、フランスに入り、その後各地に広まったため、フレンチと名づけられた。アフリカンマリーゴールドも同様、16世紀初頭にスペインにわたり、スペインからアフリカに渡ったので、その名がある。

ともに根からの分泌物は線虫に有効とされ、土壌の改良などに植栽され緑肥にされる。他の作物と混植または混作すると、互いに良い影響を与えるともいわれ、コンパニオンプランツとして花壇や畑に植えられる。花からは黄や黄緑の染料が得られる。乾燥花はポプリにも出来る。
 

参考文献
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・植物分類表 大場秀章 編著 (アボック社)


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