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アーティチョーク(artichoke)

商品写真
上:日本新薬 山科植物資料館
下:京都府立植物園

アーティチョーク(artichoke) Cynara scolymus Linnne
真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots>キク類Asterids
>キキョウ群Campanulids
   キク目Asterales
     キク科 Asteraceae  チョウセンアザミ属 Cynara

和名:チョウセンアザミ(朝鮮薊

美しき花料理

利用部分:若い蕾
利用  :食用 ハーブ茶
     
地中海沿岸が原産。高さ1.5〜2m、葉は互生して大きく、羽状に深く裂け、裂片の先は刺状になっている。つぼみは8〜15cmに達しアザミを巨大にしたアザミそっくりの花。
大きいと言うか、巨大というか重さも相当な物。江戸時代にオランダから日本に渡来した。

南ヨーロッパの野生アザミが改良された出来たカルドン(アーティチョークの原型)をさらに改良して今日の姿となったと言われている。現在はフランスで栽培が盛んに行われている。
ヨーロッパやアメリカでは広く食用とされているが、日本では野菜としてはあまり普及せず、主に切花や観賞用に植えられている。世界で1番の産地はカルフォルニア。

花を包んでいるガクと花のつけ根のふくらんだ花托を食べる。食用部分はデンプン質に富み、水溶性食物繊維も多く含み、サトイモのような、百合根のような、タケノコのような味と食感が好まれる。フランスやイタリアでは野菜として炒め物、煮物、サラダにと幅広く利用する。開花すると花托が薄くなるので要注意。春先の蕾の頃のシーズン限定メニュー。

又つぼみ以外も枝の部分を細かく刻み天日で干しアーティチョーク茶にする。スッキリして飲みやすく利尿効果や体を冷やす効果があり、肝機能、代謝機能を高める。消化効果も高める。ベトナムなど熱帯地方では日常的に飲むそうだ。

含まれている栄養素
  ・水溶性食物繊維
  ・ミタミンC、葉酸などのビタミン、
  ・マグネシウム、カリウム、カルシウムなどのミネラルが豊富
参考文献 
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・ハーブ 亀田龍吉 (山と渓谷社)
  ・暮らしに役立つハーブ手帖(MUSASHI BOOKS)
  ・植物分類表  大場秀章 編著 (アボック社)
  

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