マリアアザミ 

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Photo:日本新薬 山科植物資料館

マリアアザミ Silybum  marianum Gaertn
真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots>キク類Asterids
 >キキョウ群Campanulids
   キク目Asterales
     キク科 Asteraceae オオアザミ属 Silybum

  和名:オオアザミ(大薊)
  英名:ミルクシスル (Milk thistle)

利用部分  :①種子 ②蕾、若葉
利用    :①サプリメント ②食用 
名前の由来 :葉のまだら模様を、聖母マリアに捧げるミルクがこぼれてできたと言われているのに
      因む名。

棘のある葉は白いまだら模様があり、名前の由来ともなっている。
苞葉は鋭い長い棘に覆われる。蕾はアーティチョークのように野菜として、また若葉も使える。

近年、肝機能の改善と賦活作用を持つことから注目を集めるマリアアザミ(オオアザミ、学名:Silybum)。キク科オオアザミ属の二年草で 英名はミルクシスル (Milk thistle) 。
原産地は地中海沿岸だが日本においても帰化植物 として分布している。種子を使う。
種子にシリマリン (Silymarin) というフラボノリグナン類 (flavonolignans) が多く含まれ、肝臓のグルタチオンを増加させ、傷ついた肝細胞の修復を助けるとされていわれている。多くのサプリメントが市販されている。赤紫色のアザミに似た花は、ほのかに香る。

参考文献
  ・ヤマケイポケットガイド ハーブ 亀田竜吉(山と渓谷社)
  ・植物分類表  大場秀章 編著 (アボック社)

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