ヒマワリ（向日葵）

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Photo：北九州　小倉　平尾台

ヒマワリ（向日葵）Helianthus annuus Linne
真正双子葉植物Eudicots＞中核真正双子葉植物Core Eudicots＞キク類Asterids
　＞キキョウ群Campanulids
　　　キク目Asterales
　　　　　キク科Asteraceae　ヒマワリ属Helianthus

太陽のような花　ヒマワリ
　　　ヒマワリ油原料

利用部位 　：①種子　②つぼみ　➂花
利用　　　：①食用油　②料理　➂染料　
名前の由来 ：花が太陽の動きにつれて廻る事から”日まわり"
　　　　　　（実際にはそのような動きはしない。）
　　　　　　属名のヘリアンサス（ Helianthus ）は、ギリシャ語の「helios（太陽）
　　　　　　＋anthos（花）」が語源。 ”太陽の花”の意味。

南米ペルーを代表する花として知られているヒマワリは元々、北アメリカ大陸西部、カナダのマニトバ州からアメリカ　テキサス州にかけてが原産と伝えられている。
古くからアメリカの先住民たちによって栽培され、タネは食用とされてきた。

１６世紀スペイン人により種がスペインへ持ち帰られ１７世紀、ようやくフランス、次にロシアに伝わりロシアに到達してはじめて、その種子に大きな価値が認められ食用にするため改良がかさねられた。現在食用油にするヒマワリはロシアで改良された園芸品種「ロシア」。ロシアはヒマワリを国花にしている程で、世界でも食用ヒマワリ生産高の多さで知られている。

種は絞ってヒマワリ油として利用される。淡い黄色で良い香りがする。ヒマワリ油にはリノレン酸、リノール酸、オレイン酸などの不飽和脂肪酸、ビタミンＢ1、ビタミンＢ6、ビタミンＥ、葉酸、ナイアシンが豊富。ダイズより多くの脂肪や健康に有益な脂肪酸、ベニバナより多くのビタミンＥを含んでいる。

種を煎っておつまみ”やコーヒ”などの食用に、また、ペット（ハムスター、小鳥など）の餌に利用する。
食用油以外には石けん、溶剤、潤滑油などにも利用される。
蕾はゆでてアーティチョークの代用に出来る。
花を楽しみ、種を収穫しては食用に、また薬用にと幅広く活用できる。

参考文献
　　・朝日百科　世界の植物　（朝日新聞社）
　　・薬用植物学各論　木村康一・木島正夫共著　（広川書店）　
　　・植物分類表　　大場秀章　編著　（アボック社）
　　・薬になる花　田中孝治　　　　(朝日新聞社)　　　　　　　　　　　　　　・　
　　・ヤマケイポケットガイド　ハーブ　亀田竜吉（山と渓谷社）
　

ヒマワリ（向日葵）

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