若葉が食用にできることからイワヂシャ山間部の渓流沿いの崖など湿った岩場に生える多年草。
葉がタバコの葉に似るからの名だが、タバコのような茎はなく、株に1〜2枚の葉が垂れ下がった状態で付く。葉は柔らかく特に若葉の頃は生でもサラダなとして利用される。サットゆでてアク抜きし和え物、煮びたしなどにする。ほろ苦い風味が好まれる。乾燥した葉は収斂、健胃薬にする。花は初夏、1本の花茎に数輪の花をつける。花は紅紫色、先が5弁に見える星型の花を咲かせる。白い花のもある。冬の間は葉をちりめん状に縮めて小さなボール状になりさらに針状の鱗毛で覆い休眠状態で春をまつという特技を持っている。
元々、イワタバコ科は熱帯を中心に分布するのが殆どだが、例外的に一番北まで分布を広げて居るのが、本種イワタバコ。本州の東北部、四国、九州、沖縄まで分布する。低温休眠性の特性で一番北にまで分布を広げ得たのだろう。
参考文献 ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社) ・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 (広川書店) ・山渓名前図鑑 野草の名前 夏 高橋勝雄著 (山と渓谷社) ・山野草ハンドブック 伊沢一男(主婦の友社) ・花と樹の事典 木村陽一郎 監修 (柏書房) ・美味しい山菜 おくやまひさし(文一総合出版) ・植物分類表 大場秀章 編著 (アボック社)
真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots>キク類Asterids>シソ群Lamiids
シソ目Lamiales
イワタバコ科 Gesneriaceae イワタバコ属Conandron
別名:イワヂシャ(岩萵苣)
生薬名 :クキョタイ(苦苣体)
利用部分 :葉(開花期)若葉
利用 :民間薬、食用
名前の由来:タバコの葉に似た幅広の葉をしていて岩場に生えることから。
若葉が食用にできることからイワヂシャ
山間部の渓流沿いの崖など湿った岩場に生える多年草。
葉がタバコの葉に似るからの名だが、タバコのような茎はなく、株に1〜2枚の葉が垂れ下がった状態で付く。葉は柔らかく特に若葉の頃は生でもサラダなとして利用される。サットゆでてアク抜きし和え物、煮びたしなどにする。ほろ苦い風味が好まれる。乾燥した葉は収斂、健胃薬にする。
花は初夏、1本の花茎に数輪の花をつける。花は紅紫色、先が5弁に見える星型の花を咲かせる。白い花のもある。
冬の間は葉をちりめん状に縮めて小さなボール状になりさらに針状の鱗毛で覆い休眠状態で春をまつという特技を持っている。
元々、イワタバコ科は熱帯を中心に分布するのが殆どだが、例外的に一番北まで分布を広げて居るのが、本種イワタバコ。本州の東北部、四国、九州、沖縄まで分布する。低温休眠性の特性で一番北にまで分布を広げ得たのだろう。
参考文献
・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 (広川書店)
・山渓名前図鑑 野草の名前 夏 高橋勝雄著 (山と渓谷社)
・山野草ハンドブック 伊沢一男(主婦の友社)
・花と樹の事典 木村陽一郎 監修 (柏書房)
・美味しい山菜 おくやまひさし(文一総合出版)
・植物分類表 大場秀章 編著 (アボック社)