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クミスクチン(kumis-Kuching) 

商品写真
上:宇治市植物公園 温室
下:京都府立植物園 紫色のクミスクチン

クミスクチン(kumis-Kuching)Orthosiphon stamineus Bentham
真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots>キク類Asterids>シソ群Lamiids
   シソ目Lamiales
     シソ科Lamiaceae オルトシフォン属 Orthosiphon

      
通称:ネコノヒゲ(猫の髭)  英名:キャッツウイスカー Cats whiskers


利用部分 :葉、全草
利用   :民間薬、健康茶
名前の由来:花の中から長く伸びた雄しべ、雌しべが上向きにピンと反り返る様子が、

      猫の髭を連想させることから。 クミスクチンはマレー語でネコの髭のことをいう。


東南アジア、特にインドネシア、マレー半島などの南方に自生する多年草。寒さに弱く日本では一年草として扱われる。普通は白い花だが紫色もある。園芸用に重宝され温室などでよく植栽されている。
高さ30〜60cm位。春から秋にかけて比較的長い期間花を咲かせる。筒状の唇形の花から長い雄しべ雌しべが突き出すユニークな様子から、クミスクチンという名よりネコノヒゲという、なんともユーモラスな名のほうで知られている。


全草にカリウム塩を含み利尿薬として腎臓、膀胱の病気に効果がある。

又、リウマチや痛風に利用されるなど古くから民間薬として利用されてきた。
因みにオランダ薬局方には利尿薬として収載されている。健康茶として飲用に用いられる。


成分

  オルトシフォニン 、ロズマリン酸、カリウム塩など

参考文献
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・最新生薬学 刈米達夫著(広川書店)
  ・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著(広川書店)
  ・植物分類表 大場秀章 編著(アボック社)


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