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ミント/ペパーミント (Peppermint) 

商品写真
上:鶴見緑地公園 咲くやこの花館
下:安曇野 大王わさび園

ミント/ペパーミント (Peppermint) Mentha piperita Linne
真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots>キク類Asterids>シソ群Lamiids
   シソ目Lamiales
     シソ科Lamiaceae  ハッカ属Mentha

ペパーミントオイル(セイヨウハッカ油)原料


別名:セイヨウハッカ(西洋薄荷) 

生薬名  :ペパーミント (Peppermint) 
利用部位 :葉 地上部  
利用   :メントール製造原料 香料 

ヨーロッパが原産で、古くからヨーロッパやアメリカで広く栽培され、日本でも栽培されている。葉はペパーミントとして親しまれている。

日本産のハッカに似ているが枝の先端に小花を穂状に密集してつける点が日本種ハッカと異なる。ハッカは対生する葉の脇毎に密集させた小花を輪状につけるので見分けることが出来る。

精油ペパーミント油中、メントール含有量50〜60%で日本種ハッカ(は70〜90%含有)より少ないが、香りの点で優れ、薬用や香味料として日本種ハッカと同様に用いられる。
日本薬局方では日本産のハッカMentha arvensis var. piperascensを、欧米ではペパーミント(セイヨウハッカ)がそれぞれの薬局方に収載されている。

爽やかな清涼感あふれる香りは歯磨きに、ガム、またお菓子の清涼剤として私たちの日常に深く浸透している。
またこの芳香成分には鎮静効果や防腐効果、殺菌効果、鎮痛・解熱効果があり用途は極めて広く、芳香性健胃薬、駆風薬、矯味矯臭剤など多方面で重宝されている


成分
 ・精油成分:メントール、メントン、アセチルメントール、ピネン、リモネン、

       ピペリテノン、プレゴン
効果  

 殺菌・防腐効果、鎮痛・解熱効果、食欲亢進、健胃作用。
 薬理作用としては局所刺激作用、局所麻酔作用、鎮痙作用、駆風作用、利胆作用、  

 駆虫作用がある。


利用法
  ・食品として :肉料理のソース、お菓子の香味料、ハーブティ、歯磨き、チュウイン   
                           ガムなどの清涼剤などに用途は広い。
  ・医薬品として:芳香性健胃薬 健胃、駆風薬として家庭薬原料に、

          メントール製造原料に

参考文献
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・最新生薬学 刈米達夫著  (広川書店)
  ・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 (広川書店)
  ・植物分類表 大場秀章 編著 (アボック社)    


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