多くの種類があり、多種多様だが、大別すると茎が立つ木立生タイムとほふく性(クリーピング)タイムに分けられる。葉は小さい卵状で対生する。初夏に淡いピンク色、白、または紫の3mm程の小花が枝先にかたまって咲く。
花の時期に全草を収穫したものをタイムThymi Herbaといい蒸留して精油、タイム油を得る。タイムは精油を1〜1.5%含み主成分はチモールが50%その他カルバクロール、シモール、シネオール、リナロール、モノテルペン、トリテルペン、フラボノイド、またローズマリー酸などを含んでいる。
薬用としては芳香性鎮痙駆風薬、鎮咳薬として用いられる、食品調味料兼保存料としてソース、トマトケチャップ、ハムなどの香料や防腐に使われる。ソーゼージつくりなどには欠かせないスパイスとなっている又、ブーケガルニに加えられる基本的なハーブとして肉料理やカレーに使うと、肉の臭みが消え良い香りが残るとされている。蒸留して得られるタイム油は歯磨き香料、ソースエッセンスとして重要な香料となっている。成分 ・精油:チモール、カルバクロール、ピネン、ボルネロール、リナロール、シモール、
シネオールなど ・フラボノイド
・ローズマリー酸
利用、応用 タイム油(サイム油)原料、香料、食品調味料兼保存料、薬用に
参考文献 ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社) ・最新生薬学 刈米達夫著 (広川書店) ・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 (広川書店) ・ヤマケイポケットガイド ハーブ 亀田竜吉(山と渓谷社) ・薬になる花 田中孝治 (朝日新聞社) ・植物分類表 大場秀章 編著 (アボック社)
真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots
>キク類Asterids>シソ群Lamiids
シソ目Lamiales
シソ科 Lamiaceae イブキジャコウソウ属 Thymus
タイムの名で愛されているハーブ。ソーゼージ造りに必須
別名:タイム(英)チムス(タイムの昔のよび名)
和名:タチジャコウソウ(立麝香草)
利用部分 :茎、葉
利用 :薬用、スパイス、オイル、ハーブ茶、香料、ポプリ、入浴剤、ビネガー
名前の由来:全草からジャコウのような良い香りがし、茎が立つことからの名。
南ヨーロッパ原産、スペイン、フランス、ドイツ等で香草として広く栽培されている多年生草本。
日本ではタチジャコウソウ(コモンタイム、T. vulgaris)のことを一般にタイムと呼ぶことが多い。全草に芳香がありジャコウソウ(麝香草)の名があり、用途の広いハーブ。
多くの種類があり、多種多様だが、大別すると茎が立つ木立生タイムとほふく性(クリーピング)タイムに分けられる。
葉は小さい卵状で対生する。初夏に淡いピンク色、白、または紫の3mm程の小花が枝先にかたまって咲く。
花の時期に全草を収穫したものをタイムThymi Herbaといい蒸留して精油、タイム油を得る。タイムは精油を1〜1.5%含み主成分はチモールが50%その他カルバクロール、シモール、シネオール、リナロール、モノテルペン、トリテルペン、フラボノイド、またローズマリー酸などを含んでいる。
薬用としては芳香性鎮痙駆風薬、鎮咳薬として用いられる、食品調味料兼保存料としてソース、トマトケチャップ、ハムなどの香料や防腐に使われる。ソーゼージつくりなどには欠かせないスパイスとなっている
又、ブーケガルニに加えられる基本的なハーブとして肉料理やカレーに使うと、肉の臭みが消え良い香りが残るとされている。
蒸留して得られるタイム油は歯磨き香料、ソースエッセンスとして重要な香料となっている。
成分
・精油:チモール、カルバクロール、ピネン、ボルネロール、リナロール、シモール、
シネオールなど
・フラボノイド
・ローズマリー酸
利用、応用
タイム油(サイム油)原料、香料、食品調味料兼保存料、薬用に
参考文献
・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
・最新生薬学 刈米達夫著 (広川書店)
・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 (広川書店)
・ヤマケイポケットガイド ハーブ 亀田竜吉(山と渓谷社)
・薬になる花 田中孝治 (朝日新聞社)
・植物分類表 大場秀章 編著 (アボック社)