モンパノキ(紋羽木）

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Photo：石垣島

モンパノキ(紋羽木）Messerschmidia argentea Johnston
真正双子葉植物Eudicots＞中核真正双子葉植物Core Eudicots＞キク類Asterids＞シソ群Lamiids
　　　目の所属未定
　　　　 ムラサキ科Boraginaceae   スナビキソウ属Argusia

 
別名：ハマムラサキノキ（浜紫の木）

 
利用部位　：材、生葉の搾り汁
利用　　　：加工品、民間薬
名前の由来：全体に軟らかい毛が密集し、ビロードのような手触りがすることから厚手で毛深い、
　　　　　　織物に因んだ名。

樹高５〜１０ｍ位の常緑低木〜小高木。アジア、アフリカ、オーストラリアの熱帯から亜熱帯各地の海岸に自生している。

日本では沖縄、種子島、小笠原の海岸に自生する。太い横枝が出て、姿の良い庭木のような感じになり防風林、防潮林の役目をする。
材は軽いので浮きなどに作られる。夏、直径４ｍｍぐらいの白い花を密集させて咲かせる。葉は肉厚で大きく、全体に柔らかな毛が密集しているので、ビロードのような手触りがする。

生の葉を搾った汁は魚介類の毒消しに有効と言われている。

尚、同属で草本のスナビキソウ(砂引草）は海を渡る蝶、渡りをする蝶として有名なアサギマダラの食草として知られている。

参考文献
　　・朝日百科　世界の植物　（朝日新聞社）
　　・日本の植物　　木本�供　�(平凡社）
　　・植物分類表　大場秀章　編著　（アボック社）


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