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ツルニチニチソウ(蔓日日草)

商品写真
上:生駒山山麓 ツルニチニチソウの青紫の花
下:大阪府薬会館薬草園ヒメツルニチニチソウ

ツルニチニチソウ(蔓日日草)Vinca major Linne
真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core udicots>キク類Asterids>シソ群Lamiids
   リンドウ目Gentianalese
     キョウチクトウ科 Apocynaceae  ツルニチニチソウ属 Vinca


利用部分   :全草
利用   :薬用(開花期)
名前の由来:花がニチニチソウに似てツル性であることから

 ヨーロッパ原産の常緑つる性の多年草。ニチニチソウ同様に繁殖力が非常に強く、やはり観賞用によく栽培される。卵形または卵円形の光沢のある葉を対生する。花期は、春〜初夏。花の形がニチニチソウに似ているが、色は青紫色
茎からはあまり発根しない。旺盛な生育から蔓をたらして栽培したり、花壇のグランドカバーに重宝される。

ツルニチニチソウ、ヒメツルニチニチソウはニチニチソウ類似のアルカロイドを含むが、ビンブラスチン、ビンクリスチンは含まれず、異なるアルカロイドや配糖体(ビンコシド)やタンニンを含む。子宮出血、腸出血、などの止血に用いられる。


成分

 ・インドールアルカロイド

   マジョビニン、マジョジン、マジョリジン、ビンカミン、など


参考文献
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 (広川書店)

  ・日本薬草全書 (新日本法規出版) 
  ・植物分類表 大場秀章 編著 (アボック社)


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