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シラネセンキュウ(白根川芎)

商品写真
Photo: 白馬 栂池自然園

シラネセンキュウ(白根川芎)Angelica polymorha Maxim
真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots>キク類Asterids
 >キキョウ群Campanulids
   セリ目Apiales
     セリ科 Unbelliferae シシウド属Angelica

名前の由来:薬用のセンキュウ(川芎)に葉が似ていて、日光の白根山で見つかったことから
      白根川芎の名になった。

葉が薬用になるセンキュウに似るので、センキュウの名が付くのに、シラネセンキュウ、オオバセンキュウがある。
いずれもシシウド属で、ハマゼリ属のセンキュウとは異なる属に属する。薬用にはならない。


本州から四国に分布し、低山の林縁や谷川の沢沿いなどの日陰に生え、背丈0.5〜1.2m程になる多年草。8〜9月にかけて枝の上部に小さな5弁の花を傘状に付ける。1つの柄に40〜50の花が固まり、さらにそれらを束ねた大花柄が20〜40集まって傘状になる。5弁の花には5本の雄しべがあり花弁より長く突き出る。
葉は2〜3回羽状複葉で小葉には鋭い鋸歯が有り、重鋸歯になる。葉柄の基部は袋状にふくらみ淡い緑色、茎は直立し中が空洞になっている。薬用などの実用面はないが、センキュウの名が付く植物として取り上げた。

参考文献
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・山渓名前図鑑 野草の名前 秋・冬 高橋勝雄著 (山と渓谷社)
  ・花と樹の事典 木村陽一郎 監修  (柏書房)
  ・植物分類表  大場秀章 編著 (アボック社)

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