薬草と花紀行のホームページ

オオバセンキュウ(大葉川芎) Angelica genuflexa Nutt
真正双子葉植物Eudicots＞中核真正双子葉植物Core Eudicots＞キク類Asterids
＞キキョウ群Campanulids
　　　セリ目Apiales
　　　　　セリ科　Unbelliferae　　シシウド属　Angelica

名前の由来：センキュウに似た花と、葉がシラネセンキュウなどと比べが大きいことから。

センキュウと名が付くのに、オオバセンキュウ、シラネセンキュウがある。
いずれもシシウド属で、ハマゼリ属のセンキュウとは異なる属に属する。
花も葉もセリ科特有の傘状の花を付ける。草丈２ｍ近くになる大型の草本。同じ属のシラネセンキュウより葉が大型で、葉の鋸歯が規則正しく単鋸歯状に並ぶのが特徴。葉柄は弓状に曲がる特徴があり、薬用のセンキュウに似るところからセンキュウの名が付く。薬用にはならない。


薬用になるセンキュウの葉
　　　　　

参考文献
　　・花の上高地　田中豊雄著　（ほうずき書籍）
　　・生薬単　原島広至著　　　　（株式会社エヌ・ティ・エス）
　　・物植分類表大場秀章　編著　（アボック社）