ウド(独活)

商品写真
Photo:乗鞍山麓 五色ガ原   ウドの花

ウド(独活)Aralia cordata Thunberg 
真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots>キク類Asterids
>キキョウ群Campanulids
   セリ目Apiales
     ウコギ科 Araliaceae  タラノキ属 Aralia 
英名: Udo

人気の高い山菜

利用部分  :①根茎 ②茎、葉
利用    :②民間薬、②食用(若い茎、若苗、若葉)
名前の由来 :大きく成長し、茎も太くなるが茎の中は空洞であることから。
       空ろなことを方言でウト、ウドという。

ウドの大木という譬えをよく耳にするが実際は木ではなく、春芽吹き冬には枯れる多年草。香りが強く、春の代表的な山菜として珍重される。元々、わが国の山野に自生する植物。


春の芽立ちのころのずんぐりした赤みのある若芽は味、香りともに強く野趣に富むが、畑や温室栽培されるものは軟白栽培といって、地下で株に土を盛り暗闇の中で栽培する方法で芽を出させる。ピネンが含まれ独特の香りと風味、苦味、歯切れの良い食感が春の訪れを感じさせる人気野菜だ。


夏には2m近くにまで茂るので春の芽立ちとは随分感じが異なる。夏の終わり初秋にかけて高い茎から枝分かれした先に、淡緑色の小さな花が多数球形に固まって咲く。花の後には1~3mmの球形の実がなり黒紫に熟す。山地や林の中など広く自生しているので見かけることは多い。


食用が通例だが、根茎はドクカツ(独活)として風邪の初期の発汗解熱、神経痛、頭痛などの痛みをやわらげる働きがあるとされている。めまい、イライラ、強壮にも応用される。なおドクカツ(独活)の基源植物をウドとするのは異論があり、本来ドクカツ(独活)はセリ科シシウドの根を指す。ウドを当てるのは誤りだが、市場ではウドの根が多い。

成分

 ・ミネラル(カリウム、カルシウム、鉄)

 ・ビタミン(B、B

 ・糖質

 ・ピネン
用途

 ・薬用   

   カリウムはナトリウム排出効果があり、血圧の改善が規定できる。
   風邪の初期の発汗解熱、神経痛、頭痛などの痛みを和らげる働きがある。
 ・食用

   天ぷら、ぬた、酢味噌和え、味噌汁の具、サラダなど

参考文献
   ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
   ・最新生薬学 刈米達夫著  (広川書店)
   ・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 (広川書店)
   ・山渓名前図鑑 野草の名前 夏 高橋勝雄著 (山と渓谷社)
   ・山野草ハンドブック 伊沢一男(主婦の友社) 
   ・花と樹の事典 木村陽一郎 監修  (柏書房)
   ・美味しい山菜 おくやまひさし(文一総合出版)
   ・日本の薬草全書 中山草司 啓明書房
   ・食材事典  原田孝子監修(学研)
   ・新食品成分表 2017年(東京法令出版株式会社)
   ・植物分類表 大場秀章 編著 (アボック社)


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