モモヒルザキツキミソウ（桃色昼咲月見草)Oenothe speciosa　var.childsii Munz
　　真正双子葉類Eudicots ＞ 中核真正双子葉類Core Eudicots　
　　　フトモモ目Myrtales
　　　　アカバナ科　Oenothera　マツヨイグサ科Oenothe

名前の由来：ツキミソウの仲間だが、昼間咲いているので、"昼咲き月見草”

マツヨイグサ属は夜咲く花ばかりとは限らず昼間咲いている種類もある。

アメリカ南西部〜メキシコに分布する（モモイロ）ヒルザキツキミソウ（桃色昼咲月見草）もその例で、ピンク色の花を昼間に咲かせる。薄い花弁を風に揺らす風情は可憐で、花壇に植えられる。丈夫な性質なのか半ば野生化し、方々で咲いているのを見かける。昼咲きに白花もあり、しばしば本来のツキミソウに間違われるが、昼咲きは花の中心（基部）が黄色。蕾のときは下向きだが開花するときは上向きになる。

薬用などの実用性はなく、観賞用のみ。


参考文献
　　　・朝日百科　世界の植物　（朝日新聞社）
　　　・山渓名前図鑑　野草の名前　夏　高橋勝雄著　（山と渓谷社）
　　　 ・植物分類表　大場秀章　編著　（アボック社）