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ケチョウセンアサガオ(毛朝鮮朝顔)

商品写真
上:大阪薬科大学薬用植物園 
下:京都府立植物園

ケチョウセンアサガオ(毛朝鮮朝顔) Datura innoxia Mill
真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots>キク類Asterids>シソ群Lamiids
   ナス目Solanales      
     ナス科 Solanaceae チョウセンアサガオ属 Datura
 
利用部分  :葉、種子
利用    :製薬原料(スコポラミン)
名前の由来 :チョウセン(朝鮮)の名が付くが必ずしも原産地を意味するものではないく外国から

      渡来したものの意味。花がアサガオに似た1日花であることと茎、葉の全体が軟らか

      い短毛で覆われていることから。


熱帯アジアが原産。マレー半島、東インド諸島に広く分布する。草丈が1mほど。全体に軟らかい毛が密集する。果実にも軟らかい棘が密集する。7〜8月に白色で大輪の花を咲かせる。日没から朝まで花を開く1日花。アサガオの名がつくがむしろユウガオ的。本Photoでも、特に照明をおとした特別な暗室で栽培展示していた。薬用植物園では早朝の花を写した。根はダリアのように塊根になる。葉は不整な卵形で、全縁かそれに近い.。

欧米では薬用として栽培する
チョウセンアサガオ同様、全草に有毒なアルカロイドを含む有毒植物。種子にスコポラミンを主として含みヒヨスチアミン、アトロピンなどを含む。
スコポラミンは麻酔作用が強く麻酔薬スコポラミン臭化水素酸塩水和物製造原料にされる。



参考文献
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・最新生薬学 刈米達夫著  (広川書店)
  ・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 (広川書店)
  ・花と樹の事典 木村陽一郎 監修  (柏書房)
  ・日本薬草全書 水野瑞夫、田中俊弘共著(新日本法規出版)
  ・植物分類表 大場秀章 編著 (アボック社)


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