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メハジキ(目弾き)

商品写真
上・下:大阪薬科大学薬用植物園     

メハジキ(目弾き)Leonurus sibiricus Linne
真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots>キク類Asterids>シソ群Lamiids
   シソ目Lamiales
     シソ科 Lamiaceae メハジキ属Leonurus

生薬名  :ヤクモソウ(益母草)
利用部分 :地上部(開花期)   
利用   :民間薬、漢方処方薬 
名前の由来:子供が茎を短く切ってまぶたに挟み、目を開かせて遊んだところからき

      ているという。(現代の子供はそんなことはしないと思うが・・・)
      生薬名、益母草は母の益になる草の意味で、古くから中国で婦人薬とし

      て利用されてきたことからきている。

日本全土、韓国、華北、台湾など分布するアジア原産の植物。
野原や道端など日当たりの良い所に自生する2年草。茎は四角形で直立し草丈が1m位までのびる背の高い植物。ヨモギに似た葉が対生する。葉は深く3裂し更に羽状に切れ込む。茎の頂部に近い葉は切れ込みは少なくなり、針形や線形になる。葉は柔らかく、裏面に白い短毛が密生している。

初夏、葉の脇から数個ずつ花を輪生状 につける。この開花期に地上部を刈り取り、天日で乾燥させた物が生薬のヤクモソウ(益母草)。
月経不順や産前産後の止血、めまい、腹痛など婦人薬として用いられてきた


主な成分

  ・アルカロイド:レオヌリン、レオヌリニン、レオヌリジン、スタキドリン
  ・フラボノイド配糖体:ルチン、
  ・脂肪酸:ラウリル酸、リノール酸、リンレン酸、フマール酸など

漢方処方例
  ・芎帰調血飲(きゅうきちょうけついん)

参考文献
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・最新生薬学 刈米達夫著  (広川書店)
  ・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 (広川書店)
  ・山渓名前図鑑 野草の名前 夏 高橋勝雄著 (山と渓谷社)
  ・山野草ハンドブック 伊沢一男(主婦の友社) 
  ・植物分類表 大場秀章 編著 (アボック社)


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