ミヤマムラサキ（深山紫）Eritrichium 　nipponicum　Makin
真正双子葉植物Eudicots＞中核真正双子葉植物Core Eudicots＞キク類Asterids＞シソ群Lamiids
　　　目の所属未定
　　　　　ムラサキ科Boraginaceae  ミヤマムラサキ属Eritrichium

高山の花
　
利用　　　：高山植物　鑑賞用
名前の由来：高山に咲くムラサキの意味
　
ムラサキの名が付くが、薬用にされるムラサキとは別属の植物。

日本アルブスや北海道の高地に自生する多年草。
本Photoも北アルプス、唐松岳への道筋、八方尾根で撮ったもの。

岩の間や、岩や小石の砂礫帯に固まって咲いている。草丈１０〜２０ｃｍ程。
全体に硬い短い毛が密生する。花はムラサキと異なり淡い青紫色、白い花もある。ワスレナグサに近い雰囲気があるが、高山の厳しい環境の清冽な空気の中で咲いている姿には感動する。
日本の固有種。（薬用にはされないが、薬用のムラサキとの対比のため参考までに記載した。）


参考文献
　　・朝日百科　世界の植物　（朝日新聞社）
　　・野草図鑑　夏　（北隆社）

　　・高山の花　永田芳男（山と渓谷社）