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イブキボウフウ(伊吹防風) 

商品写真
上・中・下::滋賀県 伊吹山 お花畑の中に咲くイブキボウフウ  

イブキボウフウ(伊吹防風) Libanotis coreana (wolff) Kitag
真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots>キク類Asterids
>キキョウ群Campanulids
   セリ目Apiales
     セリ科Umbelliferae イブキボウフウ属Libanotis

生薬名  :ボウフウ(防風)
名前の由来:かってボウフウの代用にされ、伊吹山に自生していたことから

日当たりのよい山地草原に生える多年草。高さ30〜80cm。茎は直立し多くの枝分かれする。
根元に繊維状の毛がある。葉は2〜3回羽状複葉で細かく枝分かれしている。

滋賀県伊吹山に多く自生し、かつてはボウフウ(防風)の代用にされていたことから、イブキボウフウ(伊吹防風)の名前の由来にもなっている。
風邪の解熱、鎮痛に用いられる。浴剤に用いてもよく温まる


伊吹山は滋賀県に位置する標高1377mの山。石灰岩の山で、頂上付近はお花畑の草原になっている。湖北の湿った風が運んでくる霧でおおわれガスる事が多い。こうした気象条件が豊かな植生を形づくっている。現在、植物の保護策か取られ、高山植物が咲くお花畑は立ち入り禁止になって柵で囲われている。絶滅危惧種も多く植物の採集は禁止されている。無論イブキボウフウも例外ではない。

参考文献
   ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
   ・第15改正 日本薬局方解説書 (広川書店)
   ・最新生薬学 刈米達夫著  (広川書店)
   ・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 (広川書店)
   ・生薬単 原島広至著 (株式会社エヌ・ティ・エス)
   ・植物分類表  大場秀章 編著 (アボック社)


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