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イタリアンパセリ

商品写真
上・中:大阪薬科大学 薬用植物園 イタリアンパセリの花 下:西宮市立北山緑化植物園

イタリアンパセリPetroselinum crispum Nyman cv neapolitanum
真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots>キク類Asterids
>キキョウ群Campanulids
   セリ目Apiales
     セリ科 Umberlliferae オランダゼリ属 Petroselinum

   プレーン・リ―ウド・パスリー
   葉の縮れないパセリ 栄養豊かなキッチンハーブ


利用部位:葉、花
利用  :食用、薬用

原産地はヨーロッパ南部の地中海沿岸、アルジェリアと言われ、古代ギリシャ時代から薬用、香辛料、装飾用にと幅広く利用されて来た。南ヨーロッパを中心に16世紀にはヨーロッパ北部にも、更に18世紀には中国、19世紀にはアメリカにも導入されている。日本へは18世紀末、オランダからもたらされたのが最初。

パセリには、葉が縮れているモスカールドパセリと、苦味が少なく葉が縮れず平たいイタリアンパセリの2系統がある。プレーン・リーウド種とも呼ぶ。
いずれも育てやすく。プランター栽培しておけば 肉料理、魚料理などの香りづけ、料理のアクセントとしても様々に楽しめる。キッチンガーデンに最適。こぼれ種でもよく増える。

緑黄野菜としてもβカロチン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンK、カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラルが豊富。アピオールなどの精油をふくみ良い香りがする。
消化促進や利尿、貧血に効果がある。サラダやパスタ、スープに散らしたりドレッシングやシチューに刻んで入れると、料理が華やかに為り、風味も増す。単に料理の飾りや彩のようにあつかわれ、食べないのはもったいない。栄養価に富む保健野菜としてドンドン利用すべきだ。特に イタリアンパセリは香りも強く、熱を加えても風味が落ちない。タイムやローレル、セロリなどと束ねて煮込み料理の香草としても使える。


参考文献
  ・ヤマケイポケットガイド ハーブ 亀田竜吉(山と渓谷社)
  ・食材事典   廣田孝子監修(学研)
  ・暮らしに役立つハーブ手帖(MUSASHI BOOKS)
  ・植物分類表  大場秀章 編著 (アボック社)

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