ミソハギ(禊萩) Lythrum anceps (Koehne) Makino 真正双子葉類Eudicots >中核真正双子葉類Core Eudicots フトモモ目Myrtales ミソハギ科 Lythraceae ミソハギ属 Lythrum 生薬名 :センクツサイ(千屈菜)利用部位 :花どきの全草利用 :民間薬名前の由来 :禊の萩が詰まったもの。秋の七草の萩とは関係ない北海道から九州まで本邦各地に広く自生する。水辺や田の畔など湿地を好む草丈1m程の多年草。お盆の頃、紅紫色6弁の小さい花を輪生状に咲かせ、全体として穂状になるので野山の中でよく目立つ。
仏前に供えられる花として、ボンバナ、ショウリョウバナ(精霊花)など、またこれに類似した名で呼ばれるが、すべて仏花に因んでいる。お盆の精霊棚の供物に水で濡らしたミソハギを振って雫をおとし清めを行う。祭事に使われたことから‘禊(みそぎ)’の字が当てられ、‘禊萩(みぞはぎ)’又、湿地や池のほとり、田んぼの溝などに育つためであろうか‘溝萩’という字も使われる。
近縁のエゾミソハギも、ともに花どきに全草を採取し乾燥させたものを、センクツサイ(千屈菜)といい収斂剤として下痢止めの民間薬とされる。
有効成分は、配糖体サリカイリン、タンニン、コリンなどを含み、花の色素は配糖体アルビジン。
また国・地方によっては食用にされる。食用としては、若苗を摘み取り、熱湯で茹でてから水にさらしてアク抜きをしてから調理する。あえもの、炒め物、天ぷらなどに利用される。主な効能:下痢止め
参考文献 ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社) ・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 (広川書店) ・山渓名前図鑑 野草の名前 夏 高橋勝雄著 (山と渓谷社) ・山野草ハンドブック 伊沢一男(主婦の友社) ・野草図鑑 秋 (北隆社) ・植物分類表 大場秀章 編著 (アボック社)
ミソハギ(禊萩) Lythrum anceps (Koehne) Makino
真正双子葉類Eudicots >中核真正双子葉類Core Eudicots
フトモモ目Myrtales
ミソハギ科 Lythraceae ミソハギ属 Lythrum
生薬名 :センクツサイ(千屈菜)
利用部位 :花どきの全草
利用 :民間薬
名前の由来 :禊の萩が詰まったもの。秋の七草の萩とは関係ない
北海道から九州まで本邦各地に広く自生する。水辺や田の畔など湿地を好む草丈1m程の多年草。
お盆の頃、紅紫色6弁の小さい花を輪生状に咲かせ、全体として穂状になるので野山の中でよく目立つ。
仏前に供えられる花として、ボンバナ、ショウリョウバナ(精霊花)など、またこれに類似した名で呼ばれるが、すべて仏花に因んでいる。お盆の精霊棚の供物に水で濡らしたミソハギを振って雫をおとし清めを行う。
祭事に使われたことから‘禊(みそぎ)’の字が当てられ、‘禊萩(みぞはぎ)’又、湿地や池のほとり、田んぼの溝などに育つためであろうか‘溝萩’という字も使われる。
近縁のエゾミソハギも、ともに花どきに全草を採取し乾燥させたものを、センクツサイ(千屈菜)といい収斂剤として下痢止めの民間薬とされる。
有効成分は、配糖体サリカイリン、タンニン、コリンなどを含み、花の色素は配糖体アルビジン。
また国・地方によっては食用にされる。
食用としては、若苗を摘み取り、熱湯で茹でてから水にさらしてアク抜きをしてから調理する。
あえもの、炒め物、天ぷらなどに利用される。
主な効能:下痢止め
参考文献
・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 (広川書店)
・山渓名前図鑑 野草の名前 夏 高橋勝雄著 (山と渓谷社)
・山野草ハンドブック 伊沢一男(主婦の友社)
・野草図鑑 秋 (北隆社)
・植物分類表 大場秀章 編著 (アボック社)