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コウスイボク(香水木)

商品写真
上・下:京都薬科大学 附属薬用植物園 コウスイボクの花

コウスイボク(香水木)Lippia citriodora H.B et
真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots>キク類Asterids>シソ群Lamiids
   シソ目Lamiales
     クマツヅラ科 Verbenaceae イワダレソウ属 Lippia

英名:レモンバーベナ Lemon verbena
別名:ボウシュボク(防臭木)


バーベナ油原料

利用部分  :葉、花のついた枝先
利用    :香料、香水、料理、ハーブティ、ポプリ、入浴剤
名前の由来 :葉にレモンの良い香りがする事からの名

ペルー、チリ、ブラジル、アルゼンチンなどの中米、南フランス、スペインなどが原産。樹高2〜3m程の落葉低木。古くから薬用に利用されてきた。元々が温かい地域の原産なので、寒冷な地域での栽培には適さない。
夏、良い香りのする小さな白い花を穂状に咲かせる。葉は革質で葉に触れると、強いレモンの香りが漂う。コウスイボク(香水木)レモンバーベナの名がつけられた。乾燥させてもこの香りは長く残るので、ポプリに利用される。生の葉は刻んで、魚、肉料理やジャムの香り付けに使われる。

葉を使ったハーブティには鎮静効果があり、緊張や頭痛などを和らげる効果がある。また消化を促進する作用もあり、鼓腸、消化不良、吐き気など効果的がある。ミントやカモミールなど他のハーブと組み合わせても美味しくなる。
葉から採ったバーベナ油は芳香料として石けん、化粧水の香料になる。
生または乾燥葉を入浴剤として使用する事も出来る。レモンの香りのリラックス効果により、爽快な気分を引き起こしてくれる。


主な成分
精油:シトラル、L-リモネン、ゲラニオール、など

参考文献
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 (広川書店)
  ・ヤマケイポケットガイド ハーブ 亀田龍吉 (山と渓谷社)
  ・暮らしに役立つハーブ手帖(MUSASHI BOOKS)
  ・ハーブ大全 リチャード・メイビー著(小学館)
  ・植物分類表 大場秀章 編著 (アボック社)

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