名前から探す ア行 カ行 サ行 タ行 ナ行 ハ行 マ行 ヤ行 ラ行 ワ行    
用途から探す 漢方薬 製薬基源植物 日本薬局方生薬 民間薬・薬用 ハーブ・サプリメント 香料・香辛料 食用と嗜好品 染色・繊維 油脂 鑑賞用・その他    

ハイビスカス

商品写真
Photo:青島亜熱帯植物園 筒状の雄しべが花から突き出る。雌しべは雄しべより長く柱頭が5個

ハイビスカス  Hibiscus rosa-sinensis Linne
  真正双子葉類Eudicots >中核真正双子葉類Core Eudicots >バラ類Rosids>アオイ群Malvids
   アオイ目Malvales     
    アオイ科 Malvaceae フヨウ属 Hibiscus
  
   和名:ブッソウゲ(仏桑花)

名前の由来:フヨウ属 のヒビスクスHibiscusを英語読みしたも

アオイ科の花は美しい花が多い。
特に、明るい太陽の下、大きな5弁の花を咲かせるハイビスカスは南国を代表する花木として世界的に愛され、多くの美しい花の品種が作り出されている。ハワイの州花でもある。
園芸的にハワイの野生種 ヒビスクス・アルノティアヌス H.arnottianusやヒビスクス・コキオ H.kokioなど5〜8種の相互交雑を中心にブッソウゲやフウリンブッソウゲなどの2種が交雑して作り出されたもので、花色も赤、橙、黄色、白、ピンクと豊富。品種数3000を超えるといわれている。
ハイビスカスの花茶、ハーブティーとしてハイビスカスティーがある。鮮やかな赤い色と爽やかな酸味のお茶として人気が高い。
しかしハイビスカスティ−は、園芸品種のハイビスカスとは異なるアフリカが原産地のローゼル Hibiscus sabdariffa Linneという同じ アオイ科 フヨウ属を原料としている。学名が同じハイビスカスの名で呼ばれる点も混同される元になっている。ハイビスカスは主に鑑賞用にされる。


同類植物
フウリンブッソウゲ(風鈴仏桑華)H.schizopetalus Hook.f
ハイビスカス
   Photo:大阪市立長居植物園

ハイビスカスの多くの品種が生み出される母種になった花。インド洋上のザンジバル島が原産。
花弁は細く切れ込みが入り、花は下向きに咲く。花の真ん中から雄しべが長く垂れ下がったユニークな様子を風鈴に見立てフウリンブッソウゲの名が付いている。

参考文献
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・日本の樹木(山と渓谷社)参考文献
  ・植物分類表 大場秀章 編著 (アボック社)
    

科目別の一覧