ベニバナトチノキ(紅花栃の木、紅花橡の木）

商品写真
上･中･下：御殿場　秩父宮記念公園
鮮やかのピンク色の花に黄色がアクセントになっている。

ベニバナトチノキ(紅花栃の木、紅花橡の木） Aesculus carnea　Heyne
　　真正双子葉類Eudicots ＞中核真正双子葉類Core Eudicots ＞バラ類Rosids＞アオイ群Malvids
　　　ムクロジ目Sapindales
　　　　　ムクロジ科 Sapindaceae　トチノキ属 Aesculu

利用　　　：観賞用
名前の由来：赤い花が咲くトチノキ

ベニバナトチノキは鮮やかな淡紅色の花を咲かせ、観賞用に街路樹や公園に植えられる。
セイヨウトチノキ（マロニエ）と米国産のアカバナアメリカトチノキ (Aesculus pavia Linne) との交配種。
果実はセイヨウトチノキ同様、棘がある。

アカバナアメリカトチノキ　Aesculus pavia　Linnne

北アメリカ原産、葉は掌状複葉。花色は鮮やかな赤。５〜６月にかけて３角形円錐花序を枝先に直立させて花を咲かせる。
果実はやや細長く刺がない�櫺未�実る。



アカバナアメリカトチノキ 　　
Photo：京都府立植物園
　　新芽が出たばかりのアカバナアメリカトチノキだが、花序はすでに伸び出ていた。

参考文献
　　・朝日百科　世界の植物　（朝日新聞社）
　　・植物分類表　大場秀章　編著　（アボック社）

(コメント）
これ迄、植物を系統的に分類する方法ではシダ植物と種子植物、裸子植物と被子植物、単子葉植物と双子葉植物というような方法が親しまれてきたが、近年、ＤＮＡ配列に基づく系統関係から、従来とは異なる配列がとられるようになった。
ＡＰＧによる大分類で、１９９８年に最初の系統的分類ＡＰＧ�気�発表されてから改定が加えられ、現在は２００９年のＡＰＧ�靴�発表されるに至っている。
その結果、従来のトチノキ科、カエデ科はムクロジ科に併合され、両者の科の名称は無くなった。

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