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クロガネモチ(黒鉄黐)
上:下関 赤間神宮前
中・下:摂津富田駅前 雌花
クロガネモチ(黒鉄黐
)Ilex rotunda
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>キク類
Asterids
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Campanulids
モチノキ目
Aquifoliales
モチノキ科
Aquifoliaceae
モチノキ属
Ilex
利用部分
:樹皮 材
利用
:鳥もち、染料
名前の由来
:モチノキの仲間で、葉が乾くと鉄色になることからクロガネモチと名付けられる
硬く光沢のある葉は、常緑で冬でも青々としている。雌雄異株で初夏、葉影に目立たない小さな淡い赤紫の白っぽい花を咲かせる。花弁とがく片、雄しべは4〜6個、花弁は反り返る。雌花では雄しべは退化し目立たない。
なんといってもクロガネモチの真骨頂は、冬場の赤い実がなった様子だろう。花の少ない冬を彩る存在になる。丈夫な性質と成長すると樹高10〜20mに達する実に堂々とした姿になる。
クロガネモチの名前も「金持ち」に通じ丈夫で強そうなイメージから、縁起木として庭木に植えられる
。丈夫なことから公園樹、街路樹にも好まれる。
野鳥は好んでこの実を食べる。糞をすることで種子を運んでくれる。鳥の恩恵で自身の分布を広げているが、皮肉なことにこの樹皮から鳥を捕まえる鳥もち、本黐(ほんもち)が採れることだ。
樹皮を水中で腐朽させると、ゴム様粘液物質が得られる。これを本黐(ほんもち)と言う。水分、カウテェック、粘質物などからなり絆創膏基剤、ペイント用にされる。また染色にも用いられる。
広島城跡には、原爆により被爆したにもかかわらず、今も元気な姿の被爆木が4本ある。その中の1本がこの写真のクロガネモチ。四方に傘状に枝葉を伸ばし、堂々とした姿をしている。冬には赤い実がなる。
Photo:広島城跡 被爆木のクロガネモチ
参考文献
・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 (広川書店)
・花と樹の事典 木村陽一郎 監修 (柏書房)
・山渓カラー名鑑 日本の樹木 (山と渓谷社)
・植物分類表 大場秀章 編著 (アボック社)
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真正双子葉類Eudicots >中核真正双子葉類Core Eudicots >キク類Asterids
>キキョウ群Campanulids
モチノキ目Aquifoliales
モチノキ科 Aquifoliaceae モチノキ属 Ilex
利用部分 :樹皮 材
利用 :鳥もち、染料
名前の由来:モチノキの仲間で、葉が乾くと鉄色になることからクロガネモチと名付けられる
硬く光沢のある葉は、常緑で冬でも青々としている。雌雄異株で初夏、葉影に目立たない小さな淡い赤紫の白っぽい花を咲かせる。花弁とがく片、雄しべは4〜6個、花弁は反り返る。雌花では雄しべは退化し目立たない。
なんといってもクロガネモチの真骨頂は、冬場の赤い実がなった様子だろう。花の少ない冬を彩る存在になる。丈夫な性質と成長すると樹高10〜20mに達する実に堂々とした姿になる。
クロガネモチの名前も「金持ち」に通じ丈夫で強そうなイメージから、縁起木として庭木に植えられる。丈夫なことから公園樹、街路樹にも好まれる。
野鳥は好んでこの実を食べる。糞をすることで種子を運んでくれる。鳥の恩恵で自身の分布を広げているが、皮肉なことにこの樹皮から鳥を捕まえる鳥もち、本黐(ほんもち)が採れることだ。
樹皮を水中で腐朽させると、ゴム様粘液物質が得られる。これを本黐(ほんもち)と言う。水分、カウテェック、粘質物などからなり絆創膏基剤、ペイント用にされる。また染色にも用いられる。
広島城跡には、原爆により被爆したにもかかわらず、今も元気な姿の被爆木が4本ある。その中の1本がこの写真のクロガネモチ。四方に傘状に枝葉を伸ばし、堂々とした姿をしている。冬には赤い実がなる。
Photo:広島城跡 被爆木のクロガネモチ
参考文献
・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 (広川書店)
・花と樹の事典 木村陽一郎 監修 (柏書房)
・山渓カラー名鑑 日本の樹木 (山と渓谷社)
・植物分類表 大場秀章 編著 (アボック社)