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ドウカンソウ( 道灌草)

商品写真
上・下:大阪市立大学附属植物園 
花壇に混生して咲くドウガンソウのピンクと白花

ドウカンソウ( 道灌草)Vaccaria vulgaris Host
  真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots
   ナデシコ目Caryophyllales
     ナデシコ科aryophyllaceae  ドウカンソウ属Vaccaria

別名: バッカリア

生薬名  :オウフルギョウ(王不留行)
利用部分 :成熟種子
利用   :民間薬、観賞用
名前の由来:江戸郊外の道灌山(どうかんやま)で栽培されたのでその名がある。

南ヨーロッパ、西アジア原産、中国を経由し江戸時代日本に渡来した。最初は江戸郊外の道灌山の薬園で栽培されていたが、その後本邦各地でも野生化しているが見られる。帰化植物。
花は淡紅色 約2cmほどの5弁の花を咲かせる。同じナデシコ科のカスミソウの花のように、あしらい花として切花にされる。
切花ではドウガンソウの名より属名のバッカリアの名の方が通称になっている。
小花が多く咲く様子が好まれ、花壇や切花用に栽培れる。
花の後出来る種子を漢方ではオウフルギョウ(王不留行)といい、催乳、止血、鎮痛に用いる。
成分はサポニン、ラクトシンなど。


参考文献
  ・最新生薬学 刈米達夫著  (広川書店)
  ・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 (広川書店)

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