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ルバーブ (Rhubarb)

商品写真
上・中:西宮市立北山緑化植物園 ルバーブの花 
下:武田薬品 京都薬用植物園  

ルバーブ (Rhubarb) Rheum rhabarbarum Linne
  真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots
   ナデシコ目Caryophyllales
     タデ科 Polygonaceae  カラダイオウ属Rheum

 別名:ショクヨウダイオウ(食用大黄)

利用部分:葉柄
利用  :ジャム、シロップ漬、砂糖漬

原産地がシベリア南部と言われているように、薬用のダイオウ(大黄)同様、寒冷地を好む。
西洋野菜として栽培されショクヨウダイオウ(食用大黄)ともいわれる。
栽培の歴史は古く、古代ローマ時代にすでに薬用兼食用に栽培されていたようだ。日本へは明治期に渡来したが、一般の普及にはいたらなかった。
高さ1.5mほどの高さに成長する大柄な野菜。根元から直接大きな赤みがかった葉柄が伸び、大きな葉が放射線状に広げる。初夏、タデ科特有の小花が多数集まった花穂を伸ばし、クリーム色の花を咲かせる。根から直接、伸びた肉厚な葉柄を食用に利用する。大きい葉は多量のシュウ酸を含むので食べない。

強い香りと酸味があり軟らかいので、皮をむいて刻み、砂糖やレモンを加えて煮ると青リンゴジャムに似た風味のジャムになり美味しい。パイの詰め物やタルト、ヨーグルトソースなどに利用できる。食物繊維やカリウムを含み豊富に含むので整腸作用やむくみの予防が期待できる。

参考文献
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・植物分類表 大場秀章 編著 (アボック社)
  ・食材図典(小学館)
  ・ヤマケイポケットガイド ハーブ 亀田龍吉 (山と渓谷社)
  ・暮らしに役立つハーブ手帖(MUSASHI BOOKS)

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