オオイタドリ（大痛取）
オオイタドリ（大痛取）Fallopia sachalinenseNakai
真正双子葉植物Eudicots＞中核真正双子葉植物Core Eudicots
ナデシコ目Caryophyllales
タデ科Polygonaceae ソバカズラ属Fallopia (←イタドリ属Reynoutria )
利用部分 ：根
利用 ：民間薬
名前の由来：痛みを取るということに因んだ名でイタドリより大きいことから。
イタドリに似ているが全体に大振り。葉は大きい物で３０ｃｍにもなる。本州中部以北の多雪帯、北海道などに自生する。イタドリとオオイタドリはよく似ていて区別しがたいが、オオイタドリの方が、名前の通り大振りなことと、葉の基部がイタドリは切形（水平）なのに対しオオイタドリはハート形にへこむので見分けられる。
イタドリ同様、痛みを取るということに因んだ名で近年は根を関節痛などの健康食品に配合されている。食用になるが、イタドリに比べやや味は薄い。
参考文献
・朝日百科 世界の植物 （朝日新聞社）
・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 （広川書店）
・山野草ハンドブック 伊沢一男監修 （主婦の友社）
・野草の名前 秋・冬 高橋勝雄 （山と渓谷社）
・日本の薬草全書 中山草司（啓明書房）
・美味しい山菜 おくやまひさし著 （文一総合出版）
・植物分類表 大場秀章 編著 （アボック社）
・花と樹の事典 木村二郎（柏書房）
・食材事典 廣田孝子監修 （学研）
（コメント）
此れ迄の分類ではタデ科Polygonaceaeの中のツルドクダミ属Pleuropterus、タデ属polygonum、イタドリ属Reynoutria の属はＡＰＧ�靴諒�類ではソバカズラ属Fallopiaとしてまとめられた。
所属「科」などは近年の遺伝子ＤＮＡ配列に基づく、新分類体系ＡＰＧ�景�式に従った分類、配列順にしています。各、同じ科内での並び順は、学名の属名アルファベット順になっています（Ｔ．Ｋ）