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イヌタデ(犬蓼）

商品写真
Photo:中仙道　木曽路の休耕田に群生するイヌタデ

イヌタデ(犬蓼） Persicaria longiseta (Bruijn) Kitagawa
真正双子葉植物Eudicots＞中核真正双子葉植物Core Eudicots
　ナデシコ目Caryophyllales
　　　タデ科 Polygonaceae　イヌタデ属（サナエタデ属）Persicaria（←タデ属Polygonum ）　

別名：アカノマンマ

名前の由来：葉にタデ特有の辛味が無く役に立たないことからイヌの名が付いた。
　　　　　　イヌは否（いな）でヤナギタデ（ホンタデ）に似るが異なるの意味。
　　　　　　別名のアカノマンマは子供たちが小さな赤い花や実を赤飯に見立ててままごと遊びに
　　　　　　使った事からの名。

秋になると道端や空き地、土手などでよく見かけるイヌタデ。タデに似ているが実用にならないのでイヌの名がつけられている。明るい肥沃な土地を好む草丈３０〜４０ｃｍ程の1年草。東アジアに広く分布し北海道の寒冷地まで分布を広げている。古くに大陸から渡来したと考えられている。
葉の真ん中に逆V字形系の斑紋があるので、無いヤナギタデと区別出来る。
薬用にも食用にもならないが、比較のため記載した。

参考文献
　　・朝日百科　世界の植物　（朝日新聞社）
　　・日本の野草　秋　菅原久夫著　（小学館）
　　・野草の名前　秋・冬と渓谷社）
　　・植物分類表　大場秀章　編著　（アボック社）
　　・花と樹の事典　木村二郎（柏書房）

（コメント）
此れまでの慣れ親しんできた分類ではタデ科Polygonaceaeのタデ属polygonumは、ＡＰＧ�靴諒�類ではソバカズラ属Fallopiaとイヌタデ属（サナエタデ属）Persicaria に分かれて分類された

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