レンゲショウマ（蓮華升麻）Anemonopsis 　macrophylla　Sieb　et　Zucc
　　真正双子葉植物 Eudicots＞基部真正双子葉植物 Basal Eudicots
　　　キンポウゲ目 Ranunculales
　　　　　キンポウゲ科 Ranunculacea　レンゲショウマ属 Anemonopsis

名前の由来：ハスの花をうつ向けにしたような花と、葉の形や葉の付き方がサラシナショウマに
　　　　　　似ていることからショウマの名がつく。

１属１種、日本特産の植物。樹林帯の下に生える。地下茎が発達している。葉は卵形の葉は縁にギザギザ状の鋸歯のある小葉で構成され、３出複葉となる。７〜８月頃、細長い花柄の先に淡い紅紫色の花をうつむき加減に咲かせる。花の形がハスの花に似ている。詩的で味わい深かい花だ。

白い花弁に見えるのは”ガク“で７〜１０枚あり実際の花は内側の淡い紫色の花びらが本当の花弁。ショウマの名が付くが、薬用にも食用にもしない。珍しい山野草として愛好家に好まれる。
東京都青梅市御岳山に自生地があり、多くの愛好家が花の季節に訪れる。

参考文献
　　・朝日百科　世界の植物　（朝日新聞社）
　　・山渓名前図鑑　野草の名前　夏　高橋勝雄著　（山と渓谷社）
　　・山野草ハンドブック　伊沢一男（主婦の友社）　
　　・花と樹の事典　木村陽一郎　監修　（柏書房）
　　・植物分類表　　大場秀章　編著　（アボック社）