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オウレン/ミツバノバイカオウレン(三葉梅花黄連)

商品写真
Photo:早池峰 雪渓が残る山に咲くミツバノバイカオウレン

オウレン/ミツバノバイカオウレン(三葉梅花黄連)Coptis trifoliolata Makino
  真正双子葉植物 Eudicots>基部真正双子葉植物 Basal Eudicots
    キンポウゲ目 Ranunculales     
      キンポウゲ科 Ranunculaceae オウレン属 Coptis

高山から亜高山に分布する高山植物
  
名前の由来:花はバイカオウレンと同じ、白梅を思わせる5弁の丸みを帯びた真っ白な花と、
      バイカオウレンが5枚の小葉の5葉に対し、3枚の小葉なのでミツバの名がつく。
      オオレンは黄色い根の意味。

花はバイカオウレンによく似ているが、葉は3枚の小葉よりなる。花期は5〜8月。本州中部地方から東北地方の日本海側の亜高山から高山帯に分布する。
オウレンの仲間は開花が早く、早春、2月下旬から3月初旬には開花するが、ミツバノバイカオウレンは高山、亜高山に分布するため少し開花時期が遅い。本Photoも東北の早地峰のまだ雪渓が残る雪が少し消えた箇所で咲いていた。花後に実る袋果も他のオウレンの仲間に類似し、輪状に並ぶ。高山植物として保護されているので、主に観賞用。実用にはされない。

早池峰
日本百名山の一つ。遠野物語の民話のある岩手県にあり、東北の名峰。ハヤチミネウスユキソウなど早地峰の名がつく固有種が生育する山として知られている。

参考文献
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著(広川書店)
  ・山渓名前図鑑 野草の名前 春 高橋勝雄著 (山と渓谷社)
  ・植物分類表 大場秀章 編著(アボック社)

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