イカリソウ／トキワイカリソウ（常盤碇草）
イカリソウ／トキワイカリソウ（常盤碇草）Epimedium sempervirens Nakai
真正双子葉植物 Eudicots＞基部真正双子葉植物 Basal Eudicots
キンポウゲ目 Ranunculales
メギ科 Berberidaceae イカリソウ属 Epimedium
生薬名 ：インヨウカク（淫羊霍）
利用部分 ：地上部（葉・茎）
利用 ：日本薬局方生薬、民間薬
名前の由来：船の碇（いかり）に似た花の形と、冬季でも落葉せず残り常に変わらないことから
トキワ(常盤）の名がつく。
イカリソウの仲間は多くは落葉性だが、本種は名前の常盤が示すように冬でも枯れず越冬する。
花は近畿、中国地方では薄紅紫色、北陸方面では白色が目立つ。花弁はガク片より大きく筒状で先がとがった細長い距（きょ）になっている。
花期は４〜５月。葉は左右対称のきれいなハート形にならず、いびつな非対称。葉の縁は軟らかい刺状の毛があるのが特徴。他のイカリソウと同じく２回三出複葉。
日本薬局方生薬 インヨウカク（淫羊霍）の原植物の一種。
用途、含有成分などはイカリソウと同じ。
参考文献
・朝日百科 世界の植物 （朝日新聞社）
・第１５改正 日本薬局方解説書 （広川書店）
・生薬単 原島広至著 （株式会社エヌ・ティ・エス）
・日本の野生植物 草本�供 癖針渕辧�
・山渓名前図鑑 野草の名前 春 高橋勝雄著 （山と渓谷社）
・野草ハンドブック 伊沢一男 （主婦の友社）
所属「科」などは近年の遺伝子ＤＮＡ配列に基づく、新分類体系ＡＰＧ�景�式に従った分類、配列順にしています。各、同じ科内での並び順は、学名の属名アルファベット順になっています（Ｔ．Ｋ）