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Monocots
>ツユクサ群
Commelinids
ショウガ目
Zingiberales
ショウガ科
Zingiberacea
ハナミョウガ属
Alpinia
生薬名
:
イズシュクシャ(伊豆縮砂)
利用部分
:種子 葉
利用
:漢方薬、民間薬
名前の由来
:葉や茎がミョウガに似ていて、花が目立って美しいことから。
熱帯を本拠地にするショウガ科のうち、日本に野生する唯一の属がハナミョウガ属 Alpini。
ハナミョウガ(花茗荷)は暖地の林の陰地に生える。暖帯から亜熱帯に分布する常緑の多年草。
ハナミョウガ属の仲間では最も北に分布する。初夏白地に先の赤みがかった花を穂状に付ける。
花序の長さは10〜15cm程。晩秋から冬にかけて実は赤く熟し先にはがく片が残っている。
中に灰白色の砂粒状の小さな種子が密集して詰まっていることからハナミョウガの乾燥種子をイズシュクシャ(伊豆縮砂)という。
ミャンマー、タイ、ベトナムなど自生するシュクシャ(縮砂)の代用に用いられてきた。
成分としてはシネオール、カンファー、β‐ピネン、アルピノンなどを含む。
胆汁分泌作用、胃酸分泌制御作用、抗アレルギー作用などがあり、漢方では芳香性健胃薬として食欲不振、消化不良に、また腹痛・下痢などに用いる。体を温め胃腸の調子を良くする。
熊野古道の石畳道沿いにもハナミョウガが群生する。往時はこうした街道には熊野詣の参詣者のための茶店が点在し、旅人のため飲食を提供していた。茶店が食材の防腐効果用に、笹やハナミョウガを付近に植えていたものが今日では野生化したのだ、と熊野古道を解説する「語り部」の人が話してくれた。
名物「カマス寿司」を包んでいる葉はハナミョウガの葉。葉の両面、特に下面にビロード状の細毛があるのですぐにそれと分かる。
参考文献
・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
・最新生薬学 刈米達夫著 (広川書店)
・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 (広川書店)
・植物分類表 大場秀章 編著 (アボック社)
・山野草ハンドブック 伊沢一男監修 (主婦の友社)
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ショウガ目Zingiberales
ショウガ科 Zingiberacea ハナミョウガ属 Alpinia
生薬名 :イズシュクシャ(伊豆縮砂)
利用部分 :種子 葉
利用 :漢方薬、民間薬
名前の由来:葉や茎がミョウガに似ていて、花が目立って美しいことから。
熱帯を本拠地にするショウガ科のうち、日本に野生する唯一の属がハナミョウガ属 Alpini。
ハナミョウガ(花茗荷)は暖地の林の陰地に生える。暖帯から亜熱帯に分布する常緑の多年草。
ハナミョウガ属の仲間では最も北に分布する。初夏白地に先の赤みがかった花を穂状に付ける。
花序の長さは10〜15cm程。晩秋から冬にかけて実は赤く熟し先にはがく片が残っている。
中に灰白色の砂粒状の小さな種子が密集して詰まっていることからハナミョウガの乾燥種子をイズシュクシャ(伊豆縮砂)という。
ミャンマー、タイ、ベトナムなど自生するシュクシャ(縮砂)の代用に用いられてきた。
成分としてはシネオール、カンファー、β‐ピネン、アルピノンなどを含む。
胆汁分泌作用、胃酸分泌制御作用、抗アレルギー作用などがあり、漢方では芳香性健胃薬として食欲不振、消化不良に、また腹痛・下痢などに用いる。体を温め胃腸の調子を良くする。
熊野古道の石畳道沿いにもハナミョウガが群生する。往時はこうした街道には熊野詣の参詣者のための茶店が点在し、旅人のため飲食を提供していた。茶店が食材の防腐効果用に、笹やハナミョウガを付近に植えていたものが今日では野生化したのだ、と熊野古道を解説する「語り部」の人が話してくれた。
名物「カマス寿司」を包んでいる葉はハナミョウガの葉。葉の両面、特に下面にビロード状の細毛があるのですぐにそれと分かる。
参考文献
・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
・最新生薬学 刈米達夫著 (広川書店)
・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 (広川書店)
・植物分類表 大場秀章 編著 (アボック社)
・山野草ハンドブック 伊沢一男監修 (主婦の友社)