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Zingiberales
ショウガ科
Zingiberaceae
ウコン属
Curcuma
別名:秋ウコン
ターメリックとして有名 カレー粉の原料
秋、葉の間から穂状花を出し黄色い花をつける。一見花弁に見えるのは多数の苞葉が重なったもの
生薬名
:
ウコン(鬱金)英語名ターメリック (turmeric)
利用部分
:根茎
利用法
:日本薬局方生薬、香辛料、着色料、
名前の由来
:鮮やかな黄色を意味する漢名「鬱金」の音「ウッコン」から「ウコン」に。
熱帯から亜熱帯アジア各地で自生、あるいは栽培されるショウガ科の多年草。
ウコンと名のつく植物は花の咲く時期によって「秋ウコン」 「春ウコン」 「夏ウコン(紫ウコン)」の3つの呼び名で区別され、単にウコンというと秋ウコンの事を指す。
カンナのような大きな葉が根元から数本伸びる。一見白い花弁に見えるのは多数の苞葉が重なったもの。重なり合った苞の中から黄色い花が咲く。花は1日花で根元から順に上方に向かって咲く。
根茎は鮮やかな黄色、多肉質で分枝する。根茎をそのまま或いはコルク層を除去し湯通ししたものがウコン(鬱金)で英語名ターメリック (turmeric) 大部分がカレー粉の原料にされる。
根茎は橙黄色をし、黄色色素クルクミン(Curcumin)精油(主成分、ツルメロンTurmeron)を含む。カレーなどの料理の香辛料、沢庵などの着色料、クルクマ試験紙原料にもちいられる。
ウコンに含まれるクルクミン(Curcumin)は健胃作用や利胆作用(胆汁の分泌を促し、脂肪の消化吸収を助ける)があり肝臓の働きを良くする。「二日酔い」の症状をもたらすアセトアルデヒドはウコンの摂取により分解が促進される。
また抗酸化作用、抗菌作用、アルツハイマー病の原因とも言われているβアミロイドの蓄積抑制も報告されている。
漢方では気の鬱滞を解消し,血熱を去り、瘀血を改善する目的で用いられる。利胆、芳香性健胃、消炎、止血、通経薬として、肝臓病、胆道炎、胆石症、吐血、胸脇部や腹部の痛みに繁用される。
世界的に広まり人々に好まれているカレー料理の色付け、風味付けに使われているターメリックとはウコンのこと。カレーにはこのウコンに加えてトウガラシ、チョウジ(グローブ)、サフラン、カルダモン、コショウ、ショウガ、ウイキョウ(フェンネル)シナモン(ニッケイ)などの材料が使われる。いずれも日本薬局方生薬に該当する。
まさにカレーは“食べて美味しく、体に良い“世界的薬膳料理といえる。
成分
・黄色色素:クルクミン(Curcumin)
・精油成分:ツルメロン(Turmeron)、ジヒドロツルメロン、シネオール、フェランドレンなど
作用と利用
・胆汁分泌促進作用
・抗菌作用
・カレー粉原料
・着色、染色材
ウコンと名のつくウコン属の根茎断面 比較
水色のガジュツの根茎、鮮やかな橙黄色のウコン、黄色い根茎のキョウオウ
参考文献
・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
・第15改正 日本薬局方解説書 (広川書店)
・最新生薬学 刈米達夫著 (広川書店)
・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 (広川書店)
・生薬単 原島広至著 (株式会社エヌ・ティ・エス)
・原色和漢薬図鑑 (上)難波恒雄 保育社
・植物分類表 大場秀章 編著 (アボック社)
・ヤマケイポケットガイド ハーブ 亀田龍吉著 (山と渓谷社)
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トチュウ科
アオキ科
ムラサキ科
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キョウチクトウ科
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クマツヅラ科
ノウゼンカズラ科
シソ科
ハマウツボ科
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ショウガ目 Zingiberales
ショウガ科 Zingiberaceae ウコン属 Curcuma
別名:秋ウコン
ターメリックとして有名 カレー粉の原料
秋、葉の間から穂状花を出し黄色い花をつける。一見花弁に見えるのは多数の苞葉が重なったもの
生薬名 :ウコン(鬱金)英語名ターメリック (turmeric)
利用部分 :根茎
利用法 :日本薬局方生薬、香辛料、着色料、
名前の由来:鮮やかな黄色を意味する漢名「鬱金」の音「ウッコン」から「ウコン」に。
熱帯から亜熱帯アジア各地で自生、あるいは栽培されるショウガ科の多年草。
ウコンと名のつく植物は花の咲く時期によって「秋ウコン」 「春ウコン」 「夏ウコン(紫ウコン)」の3つの呼び名で区別され、単にウコンというと秋ウコンの事を指す。
カンナのような大きな葉が根元から数本伸びる。一見白い花弁に見えるのは多数の苞葉が重なったもの。重なり合った苞の中から黄色い花が咲く。花は1日花で根元から順に上方に向かって咲く。
根茎は鮮やかな黄色、多肉質で分枝する。根茎をそのまま或いはコルク層を除去し湯通ししたものがウコン(鬱金)で英語名ターメリック (turmeric) 大部分がカレー粉の原料にされる。
根茎は橙黄色をし、黄色色素クルクミン(Curcumin)精油(主成分、ツルメロンTurmeron)を含む。カレーなどの料理の香辛料、沢庵などの着色料、クルクマ試験紙原料にもちいられる。
ウコンに含まれるクルクミン(Curcumin)は健胃作用や利胆作用(胆汁の分泌を促し、脂肪の消化吸収を助ける)があり肝臓の働きを良くする。「二日酔い」の症状をもたらすアセトアルデヒドはウコンの摂取により分解が促進される。
また抗酸化作用、抗菌作用、アルツハイマー病の原因とも言われているβアミロイドの蓄積抑制も報告されている。
漢方では気の鬱滞を解消し,血熱を去り、瘀血を改善する目的で用いられる。利胆、芳香性健胃、消炎、止血、通経薬として、肝臓病、胆道炎、胆石症、吐血、胸脇部や腹部の痛みに繁用される。
世界的に広まり人々に好まれているカレー料理の色付け、風味付けに使われているターメリックとはウコンのこと。カレーにはこのウコンに加えてトウガラシ、チョウジ(グローブ)、サフラン、カルダモン、コショウ、ショウガ、ウイキョウ(フェンネル)シナモン(ニッケイ)などの材料が使われる。いずれも日本薬局方生薬に該当する。
まさにカレーは“食べて美味しく、体に良い“世界的薬膳料理といえる。
成分
・黄色色素:クルクミン(Curcumin)
・精油成分:ツルメロン(Turmeron)、ジヒドロツルメロン、シネオール、フェランドレンなど
作用と利用
・胆汁分泌促進作用
・抗菌作用
・カレー粉原料
・着色、染色材
ウコンと名のつくウコン属の根茎断面 比較
水色のガジュツの根茎、鮮やかな橙黄色のウコン、黄色い根茎のキョウオウ
参考文献
・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
・第15改正 日本薬局方解説書 (広川書店)
・最新生薬学 刈米達夫著 (広川書店)
・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 (広川書店)
・生薬単 原島広至著 (株式会社エヌ・ティ・エス)
・原色和漢薬図鑑 (上)難波恒雄 保育社
・植物分類表 大場秀章 編著 (アボック社)
・ヤマケイポケットガイド ハーブ 亀田龍吉著 (山と渓谷社)