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ミョウガ(茗荷)

商品写真
Photo:鳥取県立フラワーパーク  とっとり花回廊

ミョウガ(茗荷)Zingiber mioga Rosc
  単子葉植物 Monocots >ツユクサ群 Commelinids
   ショウガ目 Zingiberales
      ショウガ科 Zingiberacea   ショウガ属 Zingiber

和風料理のスパイス 刺身のつま 薬味に 

利用部分 :花茎 地下茎
利用   :食用 
名前の由来:食用になる部分が強い香りがすることから、芽と香りを食べる「芽香(めか)」が
      転じてミョウガになったとの説がある。

東アジア(温帯)が原産の多年草。古い時代、奈良時代には記述があるので、その頃には既に渡来ししていたと考えられる帰化植物。
山野の樹下に、野生化しているのを見かけるが一般には、夏野菜として栽培されている。そうめんの薬味に独特の香りと、シャキシャキとした歯応えが好まれる。
根茎は多肉質で横に伸び、ところどころから地上に芽を出す。夏〜初秋、地下茎の根元に鱗片葉、筍形の厚い葉に包まれた花序 を出し、苞の間から淡黄色の花を次々咲かせる。
花は大振りできれいな花だが、1日でしぼむ1日花。花が咲く前の方が香りと辛味が強く薬味に適している。
花序をミョウガの子、若芽をミョウガダケといい、甘酢漬けにして食べても美味しい。
抗菌作用もあり、食欲を増進させる効果がある。消化促進には花茎を生食すると良い。

成分
  ・香り成分:α-ピネン類。

参考文献
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・野草の名前 夏 高橋勝雄著 (山と渓谷社)
  ・薬になる花 田中孝治 (朝日新聞社)
  ・山野草ハンドブック 伊沢一男監修 (主婦の友社)
  ・食材図典(小学館)

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