ロサ・カニナ(ローズヒップ)

商品写真
上:大阪市立長居植物園
中・下:東京都薬用植物園 花は淡いピンク

ロサ・カニナ Rosa canina Linne
真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots>バラ類Rosids>マメ群Fabids
   バラ目Rosales
     バラ科Rosaceae バラ属Rosa

 別名:イヌバラ(Dog Rose)
 英名:ローズヒップRose Hips(Wild Dog Rose)
 和名:ヨーロッパノバラ


利用部位 :果実、葉 
利用   :ローズヒップとして果樹飲料、ハーブティ、ローズヒップオイル、バラの台木
名前の由来:栽培品種に対し、何処にでもあるノバラ、無価値なバラという意味合いとも、狂犬病
      のイヌにかまれたときバラの根を使ったからとも諸説あり定かではない。

ヨーロッパ・北アフリカ・西アジアに自生する。ゲーテの詩「野バラ」のモデルともいわれるバラ。原種の一つ。接木の台木などに利用されることも多い。
日本のノイバラが白一色に対し、ピンクから白色の一重咲き。香り高いオールドローズ。原種のバラらしい品の良い素朴な形をしている。

花のあとの実は10〜11月頃赤く熟す。ややとがった紡錘形をしていて、ローズヒップという。ビタミンC等の抗酸化物質を多く含み、ジャムや、シロップなどにする。

種子に含まれる精油、ローズヒップオイルはリノール、リノレイン酸を含み美容、疲労回復に化粧品に使われる。

成分
多くのビタミンやミネラルが含まれているがなんといっても、注目すべきはビタミンCが多く含まれていること。

参考文献
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・ヤマケイポケットガイド ハーブ 亀田竜吉(山と渓谷社)
  ・暮らしに役立つハーブ手帳 小黒 晃 監修 (株式会社 エフジー武蔵)

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