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ハンシレン(半枝蓮)

商品写真
上:大阪薬科大学 薬用植物園
下:東京薬科大学 薬用植物園

ハンシレン(半枝蓮)Scutellaria barbata D・Don
真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots>キク類Asterids>シソ群Lamiids
   シソ目Lamiales
     シソ科Lamiaceae タツナミソウ属 Schtelleria

  和名:セイタカナミキソウ

生薬名  :ハンシレン(半枝蓮)
利用部分 :全草(乾燥)
利用   :中国での民間薬、健康食品
名前の由来:中国蘇州などに伝わる地方名

タツナミソウ属らしく薄青紫、唇形の花が波頭のように1方向を向いて咲く。下唇に相当する部分には濃い斑紋がある。葉は多長い卵形で向かい合って付く対生。

原産地は中国 江蘇省、江西、福建、広東などの各省や台湾、インドシナ、インドに分布するシソ科の多年草。
ハンシレン(半枝蓮)の名は蘇州などの地方名で、歴代本草には見られないが中国 江蘇省付近の民間薬として古くから伝わってきている。1959年出版の「江蘇省、植物薬材誌」に初見される。

古くから中国に伝わる民間薬で、抗菌、解熱、解毒、鎮痛などの抗炎症、止血に効果があるとして打ち身、外傷、肝炎、肝硬変症、諸出血、また癌腫に民間療法的に使用されてきた。
近年その癌腫効果が注目され数種の癌に有効な抗癌剤としての応用が注目されている。


成分
 フラボン類、ステロール、ジテルペノイドなど

参考文献
  ・原色和漢薬図鑑 下 難波恒雄著(保育社)
  ・東京薬科大学薬用植物園 ハンシレン案内プレート

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