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タツナミソウ(立浪草)

商品写真
上:兵庫県 沼島 淡青紫のタツナミソウ
中・下:東京都薬用植物園 淡青紫と白のタツナミソウ

タツナミソウ(立浪草)Scutellaria indica
真正双子葉植物Eudicots>中核真正双子葉植物Core Eudicots>キク類Asterids>シソ群Lamiids
   シソ目Lamiales
     シソ科Lamiaceae タツナミソウ属 Schtelleria


利用部分 :根
利用   :民間薬、山野草
名前の由来:花が一方方向を向いて咲くようすを、泡立って寄せてくる波に見立てた名前
     (葛飾北斎の描く波頭を連想すると似ているのが分る)


花冠は元の方で直ぐ湾曲し立ち上がった筒状になっている。先は2唇形をし上唇状の部分は帽子のように膨らみ雄しべの葯が入っている。下唇は平らで多くは斑点があり目立ち、虫が止まりやすくなっている。
花は淡い青紫や白、黄色があるが淡青紫の花を良く見かける。葉は卵形、向かい合って何段かにつき縁は鋸歯(ギザギザ状)がある。本州四国、九州など低山や平地の草むらに自生している。民間薬として根を強壮に用いる。

参考文献
  ・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
  ・山渓名前図鑑 野草の名前 春 高橋勝雄著 (山と渓谷社)
  ・花と樹の事典 木村陽二郎 (柏書房)

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