ケシ園芸品種
シャーレ・ポピー　Papaver rhoeas 'Shirley'
　　真正双子葉植物　Eudicots＞基部真正双子葉植物　Basal Eudicots
　　　　キンポウゲ目　Ranunculales
　　　　　 ケシ科　Papaveraceae　ケシ属　Papaver

ヒナゲシの改良品種で園芸用栽培品種。寒さに強いので種子は９月頃まく。
霜よけなしで放置しても良く育つ品種。ばら撒きにすると、いろいろの多彩な花色が楽しめる。
薬用などの実楼面は無いが、ケシ属の１例として採り上げた。主に観賞用。

アイスランド・ポピーPapaver nudicaule Linne
　　　
　　　Photo:東京都薬用植物園

アジア北部の山地に分布し、羽状に切れ込んだ葉は、ロゼット型に地面の際に広がる。花茎は３０〜７０ｃｍ程になり、白、黄、オレンジ、橙赤など多彩な花を咲かせる。蕾の時はうつむいているが開花時には上を向く。花弁は薄い紙のようで、はかなげだが、切花にしても、意外と日持ちがする。春の切花用に栽培される。９月頃種をまくと翌年の３月から咲きだし楽しめる。

参考文献
　　・朝日百科　世界の植物　（朝日新聞社）
　　・薬用植物学各論　木村康一・木島正夫共著　（広川書店）
　　・ヤマケイポケットガイド　ハーブ　亀田竜吉（山と渓谷社）
　　・花と樹の事典　木村陽一郎　監修　　（柏書房）