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Asphodelaceae
(←アロエ科 Aloaceae)アロエ属
Aloe
和名:ロカイ(蘆薈)
アロエの基原植物として日本薬薬局方では
・Aloe ferox Mille アロエ・フェロクス(ケープ・アロエ)
・Aloe ferox Millerと Aloe africana Miller アロエ・アフリカナ(喜望峰ロカイ)との雑種
・Aloe ferox MillerとAloe spicata Bakerアロエ・スピカータとの雑種
の3種の葉から得た液汁を乾燥したものをアロエと規定している
現在薬用として日本に輸入されているのはAloe ferox Mille アロエ・フェロクス(ケープ・アロエ)のみ
生薬名
:
アロエ (ロカイ(蘆薈))
利用部位
:生の葉から得た液汁を濃縮乾燥
利用
:日本薬局方生薬
名前の由来
:諸説あるがアラビア語の「苦い」を語源とする植物名に由来するという説。
和名 ロカイはアロエを中国語に音訳した蘆薈を江戸時代の本草学者がロカイと
読んだのに由来
南アフリカ原産。
南アフリカでは133種のアロエ属が分布するが、ケープ地方では、従来からAloe ferox Miller、 A・africana Mille 、A・ spicata Bakeなどを栽培し、これらの種間雑種をつくり多収穫の品種を作り出している。
中でもAloe ferox Millerはアロエ属で最も大型の木本性多肉植物。現在わが国へ輸入されているアロエは南アフリカ連邦ケープ州にて生産された本種、ケープ・アロエのみ。
採取した葉の先端を上に基部を下にして並べ、その切り口から出てくる液汁を天日又は加熱乾燥し固形化したもの。固形化したものを粉砕しアロエ末として用いる。
アロエの使用の歴史は古く、紀元前から薬用に供せられた記録が古代エジプトの医学書に見られる。古代ギリシャのアレクサンダー大王は遠征時アロエを持参したと伝えられる。
アンスロン配糖体、アントラキノン配糖体などを含み、古来より、健胃、緩下剤として用いられてきた。少量で苦味健胃作用があり、多量では大腸を刺激し腸の蠕動運動を高め排便を促す作用となる。緩下作用の本体はバルバロインのアグリコンのアロエエモジン。腸内細菌により糖から分離され腸管運動を促進する。天然のプロドラッグ。センナの緩下作用も同じ。
成分
・アントラキノン配糖体:アロエエモジン
・アンスロン配糖体:バルバロイン、イソバルバロイン、アロイノシドA、B
適用
緩下剤。
妊婦は禁忌(骨盤内臓器の充血をおこすので用いてはいけない。)
参考文献
・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
・第15改正 日本薬局方解説書 (広川書店)
・最新生薬学 刈米達夫著 (広川書店)
・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 (広川書店)
・生薬単 原島広至著 (株式会社エヌ・ティ・エス)
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単子葉植物 Monocots
キジカクシ目(クサスギカズラ目)Asparagales
ツルボラン科 Asphodelaceae(←アロエ科 Aloaceae)アロエ属Aloe
和名:ロカイ(蘆薈)
アロエの基原植物として日本薬薬局方では
・Aloe ferox Mille アロエ・フェロクス(ケープ・アロエ)
・Aloe ferox Millerと Aloe africana Miller アロエ・アフリカナ(喜望峰ロカイ)との雑種
・Aloe ferox MillerとAloe spicata Bakerアロエ・スピカータとの雑種
の3種の葉から得た液汁を乾燥したものをアロエと規定している
現在薬用として日本に輸入されているのはAloe ferox Mille アロエ・フェロクス(ケープ・アロエ)のみ
生薬名 :アロエ (ロカイ(蘆薈))
利用部位 :生の葉から得た液汁を濃縮乾燥
利用 :日本薬局方生薬
名前の由来:諸説あるがアラビア語の「苦い」を語源とする植物名に由来するという説。
和名 ロカイはアロエを中国語に音訳した蘆薈を江戸時代の本草学者がロカイと
読んだのに由来
南アフリカ原産。
南アフリカでは133種のアロエ属が分布するが、ケープ地方では、従来からAloe ferox Miller、 A・africana Mille 、A・ spicata Bakeなどを栽培し、これらの種間雑種をつくり多収穫の品種を作り出している。
中でもAloe ferox Millerはアロエ属で最も大型の木本性多肉植物。現在わが国へ輸入されているアロエは南アフリカ連邦ケープ州にて生産された本種、ケープ・アロエのみ。
採取した葉の先端を上に基部を下にして並べ、その切り口から出てくる液汁を天日又は加熱乾燥し固形化したもの。固形化したものを粉砕しアロエ末として用いる。
アロエの使用の歴史は古く、紀元前から薬用に供せられた記録が古代エジプトの医学書に見られる。古代ギリシャのアレクサンダー大王は遠征時アロエを持参したと伝えられる。
アンスロン配糖体、アントラキノン配糖体などを含み、古来より、健胃、緩下剤として用いられてきた。少量で苦味健胃作用があり、多量では大腸を刺激し腸の蠕動運動を高め排便を促す作用となる。緩下作用の本体はバルバロインのアグリコンのアロエエモジン。腸内細菌により糖から分離され腸管運動を促進する。天然のプロドラッグ。センナの緩下作用も同じ。
成分
・アントラキノン配糖体:アロエエモジン
・アンスロン配糖体:バルバロイン、イソバルバロイン、アロイノシドA、B
適用
緩下剤。 妊婦は禁忌(骨盤内臓器の充血をおこすので用いてはいけない。)
参考文献
・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
・第15改正 日本薬局方解説書 (広川書店)
・最新生薬学 刈米達夫著 (広川書店)
・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 (広川書店)
・生薬単 原島広至著 (株式会社エヌ・ティ・エス)