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シュンラン（春蘭)

商品写真
Photo：西宮市　北山緑化植物園

シュンラン（春蘭) Cymbidium goeringii　Reichb.f．
　　単子葉植物　Monocots　　　　
　　　　　キジカクシ目 Asparagales(クサスギカクシ目とも）
　　　　　　ラン科Orchidaceae　シュンラン属　Cymbidium
　
別名：ジジババ、ホクロ


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利用　　　：�／�用　�¬�用
名前の由来：冬季に咲くカンラン（寒蘭）に対し春に咲く蘭からの名。
　　　　　　唇弁の斑点をホクロに見立ててホクロの別名があり

日本各地の山林でよく観られる日本原産の野生蘭の一種。鉢物として親しまれている洋ラン、シンビジウムと同じ仲間。華麗な花の多いランの中では、やや地味な存在だか、すらりとのびて湾曲する葉、雅趣ある花は好まれ愛好家は多い。特に山野草愛好家、東洋ラン愛好家には珍重される。

またシュンランは東洋を代表するランとして昔から多くの文人墨客にも愛され、多くの文芸、絵画の題材になり、墨絵や塗り物の茶器、椀などのモチーフとして描かれてきた。

草丈は１０〜２５ｃｍ。地表から細長い葉が立ち上がってのび、その間から1本の茎をのばし、淡緑色から淡黄色の４〜６ｃｍほどの花を１〜２輪咲かせる。
花弁が６枚あるように見えるが３枚は”がく片”が変化したもの。垂れ下がる唇弁には紫色の斑点がある。まれに斑点のないものもあり素心といわれる。結実するが、種から増殖は極めて難しく、大方は株分けで増やす。

蕾や花は蘭茶にして慶事に用いる。椀物、酢の物などの料理にあしらうと品の良い料理になる。

根は日干しにした後、粉末にしハンドクリームとまぜて、ヒビ　あかびれに用いる。

参考文献
　　・朝日百科　世界の植物　（朝日新聞社）
　　・山渓名前図鑑　野草の名前　春　高橋勝雄著　（山と渓谷社）
　　・山野草ハンドブック　伊沢一男（主婦の友社）
　　・植物分類表　大場英章　編著　　（アボック社）

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