ブドウ（野葡萄）Ampelopsis brevipedunculata var.heterophylla
　　真正双子葉植物 Eudicots＞中核真正双子葉植物 Core Eudicots＞バラ類 Rosids
　　　ブドウ目　Vitales
　　　　ブドウ科　Vitaceae　ノブドウ属　Ampelopsis

生薬名　　：ジャホウトウ（蛇葡萄）
薬用部位　：根
利用　　　：民間薬　
名前の由来：山地や野原に生え葉やつるがブドウに似る事からの名

日本各地の山地や野原、藪などに自生する。葉は浅く切れ込むタイプ、深く切れ込むタイプなど様々。
花序は葉と交互に対生する。秋に実になる。青紫、青緑、赤紫と多彩に色づき美しい。
野山に自生するのブドウの仲間に、ノブドウ、ヤマブドウ、エビズルの３種があり、ヤマブドウ、エビズルの実は食べられ果実酒に出来る。
しかし、ノブドウの味はまずく、しかもブドウタマバエ、ブドウトガリバチなどの虫が果実に寄生し、虫こぶを作ることが多く食べれない。

根茎を、秋に掘り取り、水洗いして小さく刻み日干しにする。中国ではこれを蛇葡萄根（じゃほとうこん）といい 関節痛などに用いる。

参考文献
　　・朝日百科　世界の植物　（朝日新聞社）
　　・野草の名前　秋冬　高橋勝雄　解説（山と渓谷社）
　　・日本の樹木　（山と渓谷社）