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マメ科
エビスグサ(夷草 恵比須草)
上・中・下・下:日本新薬 山科植物資料館 花と若い莢
下:種子が見える莢
エビスグサ(夷草 恵比須草)
Senna obtusifolia
(L.) H.S.Irwin et Barneby
(
←
Cassia obtusifolia
Linne)
真正双子葉植物
Eudicots
>中核真正双子葉植物
Core Eudicots
>バラ類
Rosids
>マメ群
Fabids
マメ目
Fabales
マメ科
Fabaceae(Leguminosae)
センナ属
Senna
(
←
カワラケツメイ属
Cassia
)
別名:ロッカクソウ
ハブ茶として健康茶に繁用される。
生薬名
:
ケツメイシ(決明子)
利用部分
:種子
利用
:日本薬局方生薬、民間薬 健康茶
名前の由来
:異国から渡来したもの。また生薬名は目がはっきりする、視力を増す効果
から「めいをひらく種(明を決く種)」の意味。
小属名のobtusifoliaオブトゥースィフォリアは「鈍い形の葉」=尖っていない丸みを
帯びた葉の意味
北米が原産の1年草、日本、アジア南方各地で栽培されている。日本へは徳川期、享保年間に渡来したといわれている。開花期は8~9月。
黄色い下向きの花が咲いた後、種子が20~50個入った細い6角柱形の長い莢ができ、莢が弧を描くように長く伸びるのが特徴。雨に濡れたため、莢の中で芽が出始めている種子がみえる。同属のハブソウは莢が短く上方に伸びる
種子をケツメイシ(決明子)といいアントラキノン系配糖体エモジンを含み胃腸の調子を整え緩下、利尿作用があり、視力もよくなる。種子を焙煎するとコーヒのような色になり香ばしく、一般にはハブ茶の名で知られている。利尿、緩下、整腸、強壮のある健康茶として有名。
本来ハブ茶はこれに良く似たハブソウのことだが両者は良く似て、成分的にも似ているため日本の気候風土に適し栽培しやすく、しかも収量の多いエビスグサの種子ケツメイシ(決明子)をハブ茶として代用したのが、そのまま現在に至っている。
エビスグサもハブソウも花は良く似ていて区別しがたいがエビスグサの葉(小葉)は先端が丸みを帯び、種子の莢が細く弓なりに湾曲するのに対し、ハブソウは葉(小葉)の先端が尖り、種子の莢は太く上に向いているので区別できる。(ハブソウの種子はハブソウ(望江南)と称される。)
ハブ茶は民間薬としていろいろ応用され、慢性的な胃腸病のときなどに用いると整腸、健胃作用とともに便秘が解消され、体内の老廃物が清掃されるので皮膚の美容にもなる。口内炎や血圧を下げるのにも応用される。
かって葉はセンナ葉の代用としたことがある。若葉は野菜として料理に利用できる。全草は緑肥としても用いられる。
主な成分
・アントラキノン誘導体:エモジン、オブツシホリン、オブツシン、クリソオブツシン、
オウランチオブツシン、クリソファノールアンスロン
・ナフトピロン誘導体:ルブロフサリン、ノルルブロフサリン
その他、脂肪油、粘液、タンパク質、黄色色素
葉はケンフェロール-3-ジグルコシドを含む
収穫した種子を焙じたハブ茶
参考文献
・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
・最新生薬学 刈米達夫著 (広川書店)
・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 (広川書店)
・ヤマケイポケットガイド ハーブ 亀田竜吉(山と渓谷社)
・薬になる花 田中孝治 (朝日新聞社)
・日本薬草全書 水野瑞夫、田中俊弘共著(新日本法規出版)
・原色和漢薬図鑑 難波恒雄著 (保育社)
(コメント)
これ迄、植物を系統的に分類する方法ではシダ植物と種子植物、裸子植物と被子植物、単子葉植物と双子葉植物というような方法が親しまれてきたが、近年、DNA配列に基づく系統関係から、従来とは異なる配列がとられるようになった。
APGによる大分類で、1998年に最初の系統的分類APGⅠが発表されてから改定が加えられ、現在は2009年のAPGⅢが発表されるに至っている。
その結果、
従来カワラケツメイ属に属していたが、センナ属が創設されセンナの仲間、エビスグサ、ハブソウなどはセンナ属にまとめられた。
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ミズキ科
アジサイ科
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ツツジ科
トチュウ科
アオキ科
ムラサキ科
アカネ科
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キョウチクトウ科
ナス科
ヒルガオ科
モクセイ科
イワタバコ科
キツネノマゴ科
ゴマ科
クマツヅラ科
ノウゼンカズラ科
シソ科
ハマウツボ科
オオバコ科
ハナイカダ科
モチノキ科
ウコギ科
セリ科
トベラ科
レンプクソウ科
スイカズラ科
キキョウ科
ミツガシワ科
キク科
(←Cassia obtusifolia Linne)
真正双子葉植物 Eudicots>中核真正双子葉植物 Core Eudicots>バラ類 Rosids>マメ群 Fabids
マメ目 Fabales
マメ科 Fabaceae(Leguminosae) センナ属 Senna (←カワラケツメイ属 Cassia)
別名:ロッカクソウ
ハブ茶として健康茶に繁用される。
生薬名 :ケツメイシ(決明子)
利用部分 :種子
利用 :日本薬局方生薬、民間薬 健康茶
名前の由来:異国から渡来したもの。また生薬名は目がはっきりする、視力を増す効果
から「めいをひらく種(明を決く種)」の意味。
小属名のobtusifoliaオブトゥースィフォリアは「鈍い形の葉」=尖っていない丸みを
帯びた葉の意味
北米が原産の1年草、日本、アジア南方各地で栽培されている。日本へは徳川期、享保年間に渡来したといわれている。開花期は8~9月。黄色い下向きの花が咲いた後、種子が20~50個入った細い6角柱形の長い莢ができ、莢が弧を描くように長く伸びるのが特徴。雨に濡れたため、莢の中で芽が出始めている種子がみえる。同属のハブソウは莢が短く上方に伸びる
種子をケツメイシ(決明子)といいアントラキノン系配糖体エモジンを含み胃腸の調子を整え緩下、利尿作用があり、視力もよくなる。種子を焙煎するとコーヒのような色になり香ばしく、一般にはハブ茶の名で知られている。利尿、緩下、整腸、強壮のある健康茶として有名。
本来ハブ茶はこれに良く似たハブソウのことだが両者は良く似て、成分的にも似ているため日本の気候風土に適し栽培しやすく、しかも収量の多いエビスグサの種子ケツメイシ(決明子)をハブ茶として代用したのが、そのまま現在に至っている。
エビスグサもハブソウも花は良く似ていて区別しがたいがエビスグサの葉(小葉)は先端が丸みを帯び、種子の莢が細く弓なりに湾曲するのに対し、ハブソウは葉(小葉)の先端が尖り、種子の莢は太く上に向いているので区別できる。(ハブソウの種子はハブソウ(望江南)と称される。)
ハブ茶は民間薬としていろいろ応用され、慢性的な胃腸病のときなどに用いると整腸、健胃作用とともに便秘が解消され、体内の老廃物が清掃されるので皮膚の美容にもなる。口内炎や血圧を下げるのにも応用される。
かって葉はセンナ葉の代用としたことがある。若葉は野菜として料理に利用できる。全草は緑肥としても用いられる。
主な成分
・アントラキノン誘導体:エモジン、オブツシホリン、オブツシン、クリソオブツシン、
オウランチオブツシン、クリソファノールアンスロン
・ナフトピロン誘導体:ルブロフサリン、ノルルブロフサリン
その他、脂肪油、粘液、タンパク質、黄色色素
葉はケンフェロール-3-ジグルコシドを含む
収穫した種子を焙じたハブ茶
参考文献
・朝日百科 世界の植物 (朝日新聞社)
・最新生薬学 刈米達夫著 (広川書店)
・薬用植物学各論 木村康一・木島正夫共著 (広川書店)
・ヤマケイポケットガイド ハーブ 亀田竜吉(山と渓谷社)
・薬になる花 田中孝治 (朝日新聞社)
・日本薬草全書 水野瑞夫、田中俊弘共著(新日本法規出版)
・原色和漢薬図鑑 難波恒雄著 (保育社)
(コメント)
これ迄、植物を系統的に分類する方法ではシダ植物と種子植物、裸子植物と被子植物、単子葉植物と双子葉植物というような方法が親しまれてきたが、近年、DNA配列に基づく系統関係から、従来とは異なる配列がとられるようになった。
APGによる大分類で、1998年に最初の系統的分類APGⅠが発表されてから改定が加えられ、現在は2009年のAPGⅢが発表されるに至っている。
その結果、従来カワラケツメイ属に属していたが、センナ属が創設されセンナの仲間、エビスグサ、ハブソウなどはセンナ属にまとめられた。