コバノセンナ　

商品写真
上：奄美大島　　
下：宮崎　青島亜熱帯植物園

コバノセンナ　Senna pendula var glabrata(← Cassia coluteoides Collad）
真正双子葉植物Eudicots＞中核真正双子葉植物Core Eudicots＞バラ類Rosids＞マメ群Fabids
　　マメ目 Fabales
　　　　マメ科 Fabaceae（Leguminosae） センナ属　Senna (←カワラケツメイ属Cassia)

南アメリカの熱帯が原産。日本へは江戸時代後期に渡来した。本州では鹿児島県の南部で見かける。元々が熱帯原産なので暖地でないと育たない。鹿児島県南部、沖縄、奄美地方では良く育つ。本州などの地方では露地栽培は無理で、温室栽培される。２ｍぐらいになる低木。羽状複葉で４〜５対の小葉がつく。花は１０月下旬から咲き始める。花の直径は3〜4ｃｍで5弁、鮮やかな黄色。2本の湾曲したおしべが左右にあり、中心部に1本のめしべがある。近縁のセンナの花にそっくり、しかしセンナと異なり薬用にはならない。観賞用のみだがセンナの類似性から採り上げ。

参考文献
　　・朝日百科　世界の植物　（朝日新聞社）

（コメント）
従来、日本で長く親しまれてきた植物の分類体系は、近年遺伝子DNAに基づく新分類体系､APG�景�類が用いられるようなってきている。
その結果、従来カワラケツメイ属に属していたがセンナ属が創設されセンナの仲間はセンナ属にまとめられた。

（コメント）
センナの花は、熱帯の植物なので見る機会は殆ど無かったが、今回センナの仲間に出会える機会に恵まれた。
奄美大島へ行った際、道端に野生している、鮮やかの黄色の花が群生していたのに出会った。なんとなくセンナに似ているなと思ったがやはり、同じセンナと同じ属、カワラケツメイ属のコバノセンナだった。こちらはセンナの名がつくが薬用にはならないそうだ。
ハブソウやエビスグサの花もなんとなくセンナに似た感じがする。やはり同属の由縁だ

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